こんにちは。

ペットの問題行動を飼い主の心理状態から解き明かす

フラクタル心理学カウンセラー・獣医師の田村慧(たむら けい)です。

 

犬をしつけるには、行動パターンをよく知ることが必要です。

放っておけば自分勝手なルールを身に付けてしまいますし、

あなたがきちんと何をやるべきかを教えてあげれば、素直に従うことができます。

悪い習慣となる前に、初めから適切な行動ができるようにするのがベストです。

 

 

しつける方法としては、適切な行動と思考が結びついた時に、

すぐに褒めてやることで、このとき食べ物を与えてあげるとより効果的です。

このような学習方法を「陽性強化法」と言います。

 

例えば、犬が楽しんで何か(靴とか)を齧っている時に「ジョン、おいで!」

などと叱って取り上げた場合、楽しみを奪われた挙句に叱られたという

嫌な経験をすることになります。

「ジョン、おいで!」と大好きなあなたの所に行ったのに、

これでは叱られて嫌な思いをすることになります。

しかし、普通にあなたが「ジョン、おいで!」と呼んですぐに来た場合には、

めいいっぱい褒めてやり、ご褒美の食べ物をあげたり、ポール遊びなど好きなことをしてあげると、

「呼ばれてすぐに行けば、いいことがある」ことを理解するようになります。

そうすれば、次回の「ジョン、おいで!」は、もっと喜んで駆け寄ってくるでしょう。

 

人の場合も同じで、どのタイミングで記憶しているかが重要です。

特に幼児期は、脳の働きが未発達で勝手に自分の都合で記憶してしまうため、

事実とは異なる勘違いだったということが多々あります。

どの時点が本当の出来事だったのかを知ることで、記憶の錯誤は修正できます。

 

今日のポイント

 

1 本当の出来事を知り記憶の錯誤を修正する

 

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