複数税率と正直に生きること | なんば(難波)の税理士 角南則幸の日常日記

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税理士の角南です。

 

値決めとは非常に悩ましいもの。

社長の重要な仕事の一つでありましょう。

 

ある方とお話ししていた時のこと。

「うちの会社の飲食店部門。

 値段設定で悩んでるねん」

「ふむふむ」

 

「これまで500円+消費税40円=540円で販売していたセット」

「よくお世話になりました」

 

「そんな話やないねん。

 イートインコーナーを設置している店舗では、

   店内飲食 500円+消費税50円(10%)=550円

   持ち帰り  500円+消費税40円(  8%)=540円 

 にしようと思ってたねん」

「ほうほう」

 

「お客が持ち帰るという意思表示をして、

 気が変わって、イートインコーナーで食べる。

 <ちょっとお客様。差額のお代をお支払いください>

 っていうことは、せんでもええということになっとるわな」

「そうですね」

 

「ここで考えてみ?

 お得情報がSNS等で瞬時に広がるこのご時世。

 <持ち帰るって意思表示して、店で食べたらええねん>

 こういう風潮にならへんか?」

「そうかもしれませんね」

 

「大人は好きにしたらええと思う。

 うちの店にお小遣い握りしめて食べに来てくれるお子さん。

 少しでも安い方が嬉しいわな」

「そうですよね」

 

「子供に悪影響及ぼせへんか?

 大人になったら正直だけでは生きられへん。

 それは、しゃーないわ。

 子供のころからそんなことを覚えらんでもええのんとちゃう?」

「確かに」

 

「そうすると、

  店内飲食 500円+消費税50円(10%)=550円

   持ち帰り  509円+消費税41円(  8%)=550円

 こっちの方がええような気がするんや」

「ふむふむ」

 

「ここで一つ考えると、うちの店は持ち帰りの方が儲かる。

 <お持ち帰りはいかがですか?>と勧めるのはまだしも、

 何でもかんでも持ち帰りでレジを打つと脱税やわな」

「その通りですね」

 

「包装や容器に明らかな差があるような場合はええけど、

 そうでない場合、後日チェックするのは困難やろな」

「まったくその通りですね」

 

「複数税率、何とかならんかな」

「まったく同感ですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただき誠に有難うございました。
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