ここ数年

熊が人里に降りて来て

畑の収穫前の作物やゴミを漁り

時には人を襲う

そんなニュースが増えた


確かに街中で

歩いている人を後ろから

熊が襲いかかる映像を見た時は

心底驚きそして怖くなった


考えてみると

街中の公園などには

キツネやリスが走り回る姿が

当たり前に成りつつあるのだから

熊が闊歩してもおかしくは無い


田舎の市街地ばかりでは無く

札幌のような比較的大きな都市の中心部でも

鹿が迷い込んだりして

ニュースになったりと

たしかにそんな報道が目立つ


しかしここ最近の

政治ニュースのように

誰かの恣意的な広報活動である

その可能性は無いのだろうか


たとえば交通事故や火災の

ニュースは毎日のように伝えられる

あのような報道はある種

交通安全や家内安全を広める

啓蒙報道のようにも思われ


誰かに起きた不幸な出来事を

わざわざ垂れ流す必要がどこにあるのかと

見る度に憂鬱になるから

あまり好きではないけれど


町内を夜回りする 

火の用心隊と同じだと思えば

仕方が無いと諦めもつく


しかしそんな乾燥した

真冬に街中を巡回するなら

年中カンカン♪火の用心

カンカン♪カンカン🎶クマ用心などと言って

巡回すれば被害が

少なくなりそうなものだけれど


もしくは昔のように

各家庭で番犬を飼うとかも良い

ただ鳴き声がうるさいと

ご近所さんから苦情が来るからと

家の中に入れてしまい意味が無い


そう考えると

クマ被害の元凶はやっぱり人間だな

こんな問題を北海道では

厄介なのはいつも人だベアーと

言うとか言わんとか



しかし月明かりに照らされた

日本列島を空から眺めると

至るところに街の灯りが輝いて

関東や関西の都市部の光は

日本海上空からでも

明るく輝いて見えるけれど



それ以外の多くの

山間部などは真っ暗で

おそらくそこは

野生動物達の領域



都会から番犬達が消え

威嚇する存在が居ないから

その領域を広げようと

未知なる土地を旅する彼らには

何ら罪は無い



ただ襲われてしまえば

誰しも恐怖を抱き

時には怪我や死亡事故にも

繋がる大問題でもある



温故知新

火の用心を呼び掛ける

町内会活動の有用性同様

庭で番犬を飼う理由が 

明確になった今

もう一度昔の知恵を

取り入れるのはどうだろうか