幼い頃から物語が好きだった

映画やテレビドラマ

アニメに漫画

昔話や小説などなど

あらゆる物語に触れていた


物心つく頃には

仮面ライダーや戦隊もの

アニメが当たり前にテレビで

放送されていたから

必然的に興味を持ったし

そして夢中になった


映画やテレビドラマは

ある時からリアルさを追求され始め

余りにも常識外れの物語が減り

思春期を迎えるよりも前に

そんな流れが出来上がり

その物語を現実のように捉えて

真似をして失敗した


自分を世界から

切り離したという感覚は

作品に触れる事が

日常だった為かもしれない


今はもうあまり

映画やテレビドラマは観ない

自分が物語に影響され易いと感じてから

観るのを止めた


音楽も日本人の歌は聴かないようにしている

素敵な言葉をメロディに載せて聴いてしまうと

感動しておたかも自分も何かできるかもしれないと

勘違いをしてしまって空回りしてしまう


自分の感覚がマイノリティなのに

一般大衆向けに作られた作品に影響された

行動は長続きしないし

辛くなるだけだったから

あえて触れないようにしている


それでも物語は好きだから

今でもアニメだけはよく観ている

不思議といくらでも昔好きだった

アニメ作品も動画で観られるけれど

まったく観ずに

今の作品を観るのが好きだ


異世界転生モノだけでも

数え切れないくらいあって

それを同時に観るものだから

どれがどの作品の登場人物なのかとか

このエピソードがどの作品なのかが

分からなくなるくらい

いろんな作品を観ては次観ては次を

繰り返す毎日


いろんなストーリーが

頭の中でグチャグチャに混ざりあって

思い起こすたびに変わる

オリジナル作品が勝手に作られてしまう始末

しかもどういう訳か

異世界モノは中世の西洋人っぽい

名前の登場人物が多いから覚えられない

だからそこは諦めてストーリーだけを

なぞって観るのが好きになってしまった


今のアニメ作品には

心理学の要素や政治的要素

歴史や文化といった

学校の授業で習うような内容が

散りばめられていているから

それを現実に活かせたりもする


具体的に真似をするというよりも

例えば印象的な場面での

あるキャラクターの態度や台詞

その言い回しなんかは

現実にも参考に出来る事があったりして

設定は異世界でも

描き方が現実的みたいな作品が多いのも

最近のアニメを面白いと思う理由になっている


配信ではオープニングをスキップ出来るから

主題歌やエンディングの曲を知らないまま観ているし

もう三十分といった区切りもいらないけれど

2時間も3時間も見続ける集中力がないから

案外短く区切ってくれるのが

見やすくて好きだったりもする