政治家を志す若者は

この国に存在するのだろうか

世襲は駄目だと言うけれど

若い時から志しているのは

おそらく世襲議員だけだから

ある意味貴重な存在だろう


難関と言われる国家公務員試験に合格して

官僚から政治家へと

考える人もいるかもしれないから

意外と政治家になりない若者は

多いかもしれないし

実際に頭の良い人に担っても欲しいから

批判する人も

そのルートでは辿り着けない

頭の悪い世襲議員は

駄目だと言っているなら分かる気がする


それまで無かった何かが現れると

現実は変わるから

政治家に求められる役割も

当然変わる

対立する者達の仲立ちをするのを

求められた時代から

世界と渡り合う時代へと変わり

いわゆる本音と建前を駆使して

双方の妥協を取り付けるなんて事を

未だにしていると痛い目を見る


仲立ちをするのは変わりない

けれども交渉相手は

もはや国内では無く外国だ


国内で足を引っ張り合ってしまうと

外国が笑うだけだから

国内を纏めるのは容易い筈

「これが出来なきゃ辞めちまえ」どころか

「お願いだから辞めて頂けませんか」の時代

「何ならお金もお渡しします」なんて言われて

辞めてくれるならありがとう

それでも居座るから

マスコミにあれやこれやとリークされて

強制退場させられる


国益の名の下には

正義も悪も違いはない

負ければ終わり

弱点は少ないに越したことは無い

けれどもこの国の弱点は

分かり易いから

相手にしてみれば

交渉しやすいカモだと思われ易い

そこを逆手に取って

有利な立場に立つようなキレ者に

政治家になっても欲しい


米国の大統領選挙を見ていると

とにかく対立する候補者に対して

皮肉と言いながら罵詈雑言を浴びせて

ネガティブキャンペーンを

展開しているけれど

選挙が終わってしまうとノーサイドに

本当になるんだろうか


もう二人に絞られた

候補者のどちらになっても

この選挙戦を観る限り

この国は相手に対してこんなやり方で

攻めてくるというのは分かったから

おそらく外国との交渉でも

あんな感じに罵って来るのだろう


口喧嘩が当たり前の国民性を

他国民に押し付けると

戦争に発展してもおかしくない

誰もが口喧嘩が出来る訳じゃない

口より手が出る人もいるし

たまたまその時に

銃やナイフを持っていたら

殺めてしまう事もある

それが戦争の切っ掛けにだって

なってしまうだろう


そんな外国相手に

敢然と立ち向かえる政治家を

国を挙げて作らなければ

人口減少よりも早く

国が滅ぶかもしれない