両建てポジションの表記方法について
今回はポジションの構築に役立つ豆知識をご紹介します。投資には、二つのポジションがあるのはほとんどの方はご存知だと思います。一つは、買い持ちポジション(買い玉と言ったり、買いポジション、もしくはロングなどとも呼びますが、全て同じ意味です)。
もう一つが売りポジション(同じように、売り玉やショートなどと表現しますね)です。株式投資などの場合、売りポジションとは空売り(信用売り)のことですね。で、売りと買いのバランスがどうなっているのかを簡単に表わせる表記方法があるんですよ。それが、これ。
【売り玉の枚数 - 買い玉の枚数】
売買対象とする通貨はなんでも構いませんが、仮にドル円を例に考えてみることにしましょう。1万通貨単位で売買する方の場合、3万通貨の売買であれば3枚、10万通貨であれば10枚といった具合に、取引する最小単位を1枚と規定します。
1000通貨単位で売買している方であれば、3万通貨の売買は30枚、10万通貨は100枚となります。ご自身が売買している最小ロット数を基準に適宜読み換えて考えてみてくださいね。当ブログでは、1万通貨=1枚と表現することにいたします。
では、ドル円を5万通貨買い持ちしている状況を想定してみることにしましょう。買いポジションが5枚ということですよね。なので、これをさっきの表で表わすと、
【0 - 5】
となりますよね。では次に2万通貨利益確定のために手仕舞いしたとしましょう。すると、ポジションはどう変化するでしょうか?もちろん、買い玉が2枚減るので、
【0 - 3】
となります。ここまでは簡単ですよね。では新規に3枚ドル円をショートしたとしましょう。この操作によってポジションはどのように変化したでしょうか?分かりますよね。
【3 - 3】
もし上記の操作が3枚空売りではなく、手仕舞い売りだった場合はポジションは【0-0】になります。そう考えると、手仕舞い操作の場合は買い持ちポジションは消滅しますが、新規に空売りをした場合は買い持ちポジションはそのままだ、という違いがあるのが分かると思います。
このように買い玉を持ったまま新規に売る操作を広い意味で「ツナギ売り」と呼びます。もちろん原理的には「ツナギ買い」もあり得ます。ではなぜこのような一見めんどくさそうな売買をするのでしょうか?
それは、ツナギ売りには単純な買い持ちポジションのみでは決して得られないいくつかのメリットがあるからなのです。もしあなたが損切り貧乏気味のトレードが多いようでしたら、両建てポジションを駆使することによりその問題を解決できるようになります。
事実、相場師の世界では大御所的な存在である林輝太郎氏や立花義正氏の著作を愛読され、ツナギ売りを実践されている古澤様からは「両建てを習得すれば、損切り貧乏を未然に回避できますね」という嬉しいご報告も頂戴しております。
もう一つが売りポジション(同じように、売り玉やショートなどと表現しますね)です。株式投資などの場合、売りポジションとは空売り(信用売り)のことですね。で、売りと買いのバランスがどうなっているのかを簡単に表わせる表記方法があるんですよ。それが、これ。
売買対象とする通貨はなんでも構いませんが、仮にドル円を例に考えてみることにしましょう。1万通貨単位で売買する方の場合、3万通貨の売買であれば3枚、10万通貨であれば10枚といった具合に、取引する最小単位を1枚と規定します。
1000通貨単位で売買している方であれば、3万通貨の売買は30枚、10万通貨は100枚となります。ご自身が売買している最小ロット数を基準に適宜読み換えて考えてみてくださいね。当ブログでは、1万通貨=1枚と表現することにいたします。
では、ドル円を5万通貨買い持ちしている状況を想定してみることにしましょう。買いポジションが5枚ということですよね。なので、これをさっきの表で表わすと、
となりますよね。では次に2万通貨利益確定のために手仕舞いしたとしましょう。すると、ポジションはどう変化するでしょうか?もちろん、買い玉が2枚減るので、
となります。ここまでは簡単ですよね。では新規に3枚ドル円をショートしたとしましょう。この操作によってポジションはどのように変化したでしょうか?分かりますよね。
もし上記の操作が3枚空売りではなく、手仕舞い売りだった場合はポジションは【0-0】になります。そう考えると、手仕舞い操作の場合は買い持ちポジションは消滅しますが、新規に空売りをした場合は買い持ちポジションはそのままだ、という違いがあるのが分かると思います。
このように買い玉を持ったまま新規に売る操作を広い意味で「ツナギ売り」と呼びます。もちろん原理的には「ツナギ買い」もあり得ます。ではなぜこのような一見めんどくさそうな売買をするのでしょうか?
それは、ツナギ売りには単純な買い持ちポジションのみでは決して得られないいくつかのメリットがあるからなのです。もしあなたが損切り貧乏気味のトレードが多いようでしたら、両建てポジションを駆使することによりその問題を解決できるようになります。
事実、相場師の世界では大御所的な存在である林輝太郎氏や立花義正氏の著作を愛読され、ツナギ売りを実践されている古澤様からは「両建てを習得すれば、損切り貧乏を未然に回避できますね」という嬉しいご報告も頂戴しております。
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