もし、今という崩壊の時代を内面的に観察するならば、行き過ぎた男性性による世界の分離と闘争そしてこれによって虐げられた女性性の痛みと悲しみ絶望を見るだろう。
しかしながら、今日の様な外面的な世界を投影する価値観に縛られ続ける限り、男性性・女性性というこの内面の極端なアンバランスによって引き起こされた私たち自身の深い心の傷を自覚する事は無い。
だが今、正に目に見えてきた現実の崩壊は私たちを深い内省へと導き、これまで過度に男性性に振れすぎた振り子を、女性性へと大きく引き戻す事になるだろう。
そして女性性の命へと繋がる深さ強さそしてその情熱と決意こそは、私たちの深く傷ついた心を癒して行く事になるだろう・・・