今回は鉄骨造(S造)における鉄鋼材質についてのこだわりを御紹介します。
(写真下)
中央に”BCR”と明記されてますよね。
主要構造部に使用できる材質としてはこの”BCR(BCP)”もしくは”STKR”と限られております。
弊社では”BCR”を長年使用しております。
さてここで鉄本来の理想の特性を簡単にご説明します。
鉄に力が加わる→伸びる→大きく伸びる(鉄が痩せる)→破断
阪神淡路大地震の時、あまりに大きく早い揺れだった為に
鋼材が大きく伸びる前に破断する脆性破壊(ぜいせいはかい)
してしまう建物がありました。わかりやすいイメージですと、
昔流行ました練り消しゴムを伸ばす前にゆっくり引っ張ります
と長く伸びたあとに切れますが、急激に引っ張ると伸びる前に
破断した経験はないでしょうか。それと同じ事が当時の鉄にも
おきました。
鉄の脆性破壊を無くす為に大地震のあと色々な新しい鋼材(SN・BCR・BCP)が出てきました。
”BCR”は”STKR”に比べて【変形しやすく降伏点が高い】(応力に対して粘り強い)、そして
【衝撃に対して脆性破壊しにくい】(衝撃に強い)。などの特徴があります。
当時BCRは高額でしたが今ではSTKRよりコストを抑え手に入れる事も可能となりました。
※次回は梁端部処理(エンドタブ)、梁貫通開口(ハイリング工法)について御紹介します。











