北アルプス表銀座縦走(3) | Challengeな毎日

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北アルプス表銀座縦走(1)

北アルプス表銀座縦走(2)

 

(つづき)

 

2日目(8月30日)

 

なかなか眠れなかった。

 

何度も目を覚ました。

 

結局、午前4時過ぎからはテントの外でボゥっと景色を眺めていた。

 

その先には常念岳があった。

 

 

山で迎える夜明けは好き。

 

なんとも言えないものがある。

 

空気が違う。

 

奥穂高も朝日を受けてその雄姿がはっきりと見える。

 

 

この日の天気も午後から崩れる予報。

 

名残惜しくも午前5時30分過ぎにテン場を出発。

 

まずは昨日登ってきたルートを下りる。

 

反対方向(北穂高岳小屋)に進む人は大キレットに行く人たち。

 

ちょっと羨ましく思った。

 

1時間30分ほどで涸沢に到着。

 

 

時刻は午前7時頃。

 

ここでコーヒーを飲みながら景色を楽しんだ。

 

荷物を整理して涸沢を出発。

 

さらに横尾まで下りていく。

 

横尾山荘の標高は1,620m。

 

今朝出発したテン場から標高1,400mほど下ることになる。

 

下りとはいえ、重いザックを背負った状態だと足への負荷が大きい。

 

横尾に着いたときにはまだ午前9時まえだというのにそれなりに足にキテいた。

 

ここでカップ麺を食べて腹を満たす。

 

休憩したのちに槍ヶ岳方面へと進む。

 

 

似たような景色の山道をひたすら歩く。

 

一ノ股、二ノ股の橋を越えて進む。

 

上高地へ下山して帰ると思われる人たちとすれ違う。

 

挨拶がぎこちない。

 

マスクをしていない状態なので、声をかけていいものかと躊躇してしまう。

 

スルーされると「マズかったのか」と思ってしまう。

 

予定よりも遅れて槍沢ロッヂに到着。

 

 

「結構疲れたぞ」

 

ここでも休憩。水を補給する。

 

水は2リットル以上ある。さらに重くなった。

 

ここからはひたすら登り。

 

ペースもぐっと遅くなる。

 

時間的にはまったく問題がないけれど、

 

「雨が降る前にはテントを張りたい」

 

という気持ちが強かった。

 

 

槍沢・天狗原分岐からは天狗原方面へ。

 

ちょうどそのあたりですれ違った外国人に、「頑張ってください」と声をかけられる。

 

「はっ?そんなに大変なルートだっけ?」

 

天狗池は思ったよりもずっと小さい池だった。

 

 

このあたりで雨がポツポツと降ってきた。

 

「まだ午後1時前なのに・・・」

 

上下レインウエア、ザックカバーをつけた。

 

スマホも取り出しづらくなったので、ここから先の写真はほとんどない。

 

だんだんと岩場が細くなってくる。

 

手を使って登るところも多くなってきた。

 

それと同時に雨も強くなってきた。

 

疲れてきたこともあり、このあたりの登りは全く楽しくなかった。

 

黙々とマーキングを頼りに登っていく。

 

なかなか登りが終わらない。

 

「雨の中、修行かよ」

 

そんな気持ちにすらなってくる。

 

あの時の「頑張ってください」の意味が分かった。

 

濡れている岩、鉄梯子では神経も使う。

 

そしてやっと稜線にたどり着いた。

 

岩には白くペイントで「オツカレサマ」と書かれてあった。

 

「まったくだ」

 

 

3000mの稜線といえども景色は見えず。

 

ガスった南岳を越えてこの日の宿泊地、南岳小屋を目指す。

 

「おっ、小屋が見えた」

 

 

時刻は14時30分頃。

 

この日、テン場を利用したのは自分だけ。

 

昼寝をして一休み。

 

そのあと簡単に食事をすませてこの日も早々に就寝。

 

「1000m以上のダウンアップはキツカッタ」

 

行動時間:約8時間50分

 

移動距離:約18km

 

(つづく)

 

長野県「登山者への5つのお願い(PDF)

 


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