大峯奥駆道縦走(4) | Challengeな毎日

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<これまで>
大峯奥駆道縦走(1)
大峯奥駆道縦走(2)
大峯奥駆道縦走(3)

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持経の宿から再びアップダウンの尾根を歩く。

休憩したばかりなので「平治ノ宿」はスルー。

「転法輪岳」、「俱利迦羅岳」を越えて行く。

そして行仙岳に到着(標高1,227m)

電波塔が立っており、少し興ざめる。



 

「これも時代の流れ、いたしかたなし」

そこから下ったところにある行仙宿山小屋。



ここは有人の小屋で、宿泊予定の人もそれなりにいた。

時刻は午後4時頃。

挨拶だけして先へと進む。

笠捨山までちょっと距離がある。

疲れも出てきてキツくなる。

このあたりで空が暗くなってきた。

しばらくすると雨が降ってきた。

すぐにレインウェアを着る。

どんどんと雨が強くなる。

よく見ると、雹(ひょう)だった。

笠捨山を越えたころには雷がゴロゴロと鳴りだした。

「マズイな」

標高は低いものの、この先も尾根が続く。

行仙宿山小屋に戻るにしても笠捨山の山頂を越えないといけない。

とりあえず森の中で、雷がおさまるのを待つ。

どのくらい経っただろうか?

おさまった様子なので先へと進む。

地図をよく見ると、このあたりは破線ルート。

危マークもついている。

たしかに濡れたクサリ場の地蔵岳を抜けるのは大変だった。

それなりに緊張する。

滑落したらサヨナラするのは間違いない。

でかいザックを背負っているだけにバランスにも注意が必要。

「ふぅ、やっと越えた」

時刻は午後6時を過ぎていた。

そろそろ日没だ。

「どこまで行けるだろうか」

地図を見ると「蜘蛛ノ口」の近くに駐車場マークがある。

「今日はそこでビバークしよう」

そう思って、蜘蛛ノ口まで進むも道が分からない。

仕方がないので、その場でビバーク。

奥深い山の中でのビバーク、

三日目ともなると、夜の寂しさは感じなくなった。
 

距離:約30km
所要時間:14時間




四日目(2019年5月4日)

午前3時30分頃、起きる。

驚いたことに隣にテントが張られていた。

「まさかこんなところでビバークする人が他にもいるとは」

早々にテントを撤収して出発。

「さあ、最終日、頑張って熊野本宮へ」

このあたりになると、「本宮までxxx km」という表示がある。

確実に近づいているのが分かって嬉しくなる。

まずは玉置神社を目指す。

森の中のシングルトラック、登り基調だけれども傾斜は緩い。

ヘッドライトの明かりをたよりに進む。

午前5時頃、玉置山展望台に到着。



ちょうど夜明け(ご来光)の時間。

素晴らしい景色を拝むことができた。



大峰山地の雲海。

太陽の光も神々しい。



 

ここで朝食タイム。

お腹も満たされたのち出発。



全体の高低図を見るとここからは下り基調。

とはいいつつ、それなりのアップダウンがある。



大森山への登りはそれなりにきつい。

「肩が痛い・・・」

それなりに重量のあるザックを背負ってきたので肩が痛くなってきた。

最終日といえども、それほど荷物は軽くなっていない。

水はほぼ2リットル以上で変わらず、

食料は減ったものの、濡れたテントがザックを重くしている。

左膝も痛い。

歩くペースはいやおうにも落ちる。

五大尊岳(標高825m)に到着。

「熊野川が見えた!」

気持ち的に元気になる。

そこからが長い・・・。

「まだか?あと何kmだ?」

せっかくここまで歩いてきたのに、そんなことばかり考えていた。

ザックを下して休む時間も長くなる。

もうすぐゴールだというのに、七越峰の公園では寝たくなる。

時刻は午前11時過ぎ。

よくよく考えればすでに7時間以上行動している。

いよいよ山を下りてきた。

もうゴールが見える。

5月4日午後12時15分、熊野本宮大社 旧社地 大斎原にゴール!

一般観光客に混じって参拝。

久しぶりに感動した。

「やった、やったぞ」

そのあとは大鳥居を抜けてバスターミナルへ。



 

近くに日帰り入浴できるところはないとのこと。

トイレで身体を拭いて着替えもすます。

一応、身を清めて、熊野本宮大社へ。



 

神聖な地だと感じる。

そして今回の縦走のお礼をする。

「この充実感はたまらない」

午後1時20分、バスに乗って熊野本宮をあとにした。
 

距離:約22.6km
所要時間:8時間
 



大峯奥駆道(逆峰)縦走


走距離:約91.6km
走所要時間:約40時間(行動時間)

(おわり)

 

求めるのではなく気付き



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