3月2日(土) 東京芸術劇場 コンサートホール

 

ステファン・アズベリー(指揮)

宮田 大(チェロ)

パシフィック・フィルハーモニア東京

 

ヘレン・グライム/ニア・ミッドナイト

チャイコフスキー/ロココ風の主題による変奏曲 イ長調

ウォルトン/交響曲第1番

 

 

1曲目は2012年の作で日本初演、約10分、作曲家の代表作だとか

 

思ったまま言えば、2度聴きたいとは絶対思わない類の音楽

 

2曲目の選曲は違和感はあるが、宮田大目当ての客は多かった模様

 

宮田のチェロは豊かな音で魅力的ではある

 

「ロココ風の・・」はあまり好きな曲ではないが、それなりに楽しめた

 

アンコールがまた洒落た曲でとってもよかった(マーク・サマー/ジュリー・オー)

 

メインのウォルトンは約45分の大作

 

2管編成、弦12型(12-10-8-8-6)と規模は大きくないが、金管殺し

 

ホルン4、トランペット1増の4、トロンボーン1増の4,テューバ1

 

へたれず最後まで頑張って、ゴージャスにやり切った

 

弦楽器の厚みはやはり感じられず、14型でも良かったが

 

奏者の熱量の問題もないとは言えなさそう

 

音だけで聴衆を唸らせるようなところまではなかった

 

今のPPTでは、とにかくこの曲をやったということに意義があったのかも

 

アズベリーは現代音楽のスペシャリスト、PPTには二度目の登壇

 

流石に指揮は上手いが、特別な印象はなし

 

コンサートマスターは塩貝みつる

 

ウォルトンではティンパニの神戸光徳がやっぱり別格の存在感

 

 

 

ウォルトン/交響曲第1番 より 第4楽章

ルイ・フレモー(指揮)

フィルハーモニア管弦楽団