1月9日(月) サントリーホール

 ~みずほフィナンシャルグループ~

【第34回 成人の日コンサート 2023】

 

《第1部》

 

中野りな(ヴァイオリン)

 

ミルシテイン/パガニーニアーナ(無伴奏ヴァイオリン・ソロのための)

 

 

“新成人登場!、確かなテクニックと表現力を誇る18歳!”

 

という、キャッチフレーズを見て一時??

 

そっかー、新成人=18歳になったのね・・

 

演奏はめちゃくちゃ上手かった

 

前半に新成人が出演するという恒例以外は普通のコンサート

 

今回はクラシックより、ミュージカルの客層の方が多かったみたい

 

***

 

《第2部》

 

田尾下 哲(構成、台本、演出)

園田隆一郎(指揮)

岡 幸二郎(ジャン・ヴァルジャン/俳優・語り)

木内健人(アルジョルラス/俳優・語り)

三宅理恵(コゼット/ソプラノ)

下園理恵(エポニーヌ/メゾソプラノ)

石井 藍(テナルディエ夫人/メゾソプラノ)

山本康寛(マリウス/テノール)

吉田 連(グランテール/テノール)

今井俊輔(ジャヴェール/バリトン)

池田直樹(テナルディエ/バス・バリトン)

巨瀬励起(ピアノ)

東京シティ・フィル・コーア

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

 

 

ジャン・ヴァルジャンは語る『60分のレミゼ』 2023

原作:ヴィクトル・ユゴー『レ・ミゼラブル』 より

(演奏会形式、原語上演/日本語字幕)

 

 

ストーリーは100%語りで、場面に合わせて間に歌を入れて行くという構成

 

全く関係ないオペラから曲を選んで当て込むというユニークな発想

 

俳優は語り、歌ともヘッドセットを通して、オペラ歌手はもちろん生声

 

歌唱はそれぞれの原曲の原語(英語、イタリア語、ドイツ語)

 

2019年の成人の日コンサートで一度上演されていて今回はその再演

 

2021年に神奈川フィル定期で上演された時は選曲と構成を少し変えたらしい

 

 

~ 演奏曲目 ~

 

◆ラ・マルセイエーズ(フランス国歌)

 管弦楽

 

◆Do you hear the people sing?(ミュージカル『レ・ミゼラブル』より)

 マリウス、グランテール、合唱

 

◆This is the moment(ミュージカル『ジキル&ハイド』より)

 マリウス

 

◆愛しい方のお名前は(ヴェルディ『リゴレット』より)

 コゼット

 

◆A heart full of love(ミュージカル『レ・ミゼラブル』より)

 マリウス、コゼット、エポニーヌ

 

◆五月の晴れた日のように(ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より)

 グランテール

 

◆One day more(ミュージカル『レ・ミゼラブル』より)

 ジャン・ヴァルジャン、重唱(全員)、合唱

 

◆見よ!恐ろしい炎を(ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』より)

 マリウス、グランテール

 

◆ハミング・コーラス(プッチーニ『蝶々夫人』より)

 女声合唱

 

◆祖国の敵(ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より)

 ジャヴェール

 

◆唇は黙して(レハール『メリー・ウィドウ』より)

 マリウス、コゼット

 

◆間奏曲(マスカーニ『カヴァレリア・ルスティカーナ』より)

 管弦楽

 

◆民衆の歌(ミュージカル『レ・ミゼラブル』より)

 重唱(全員)、合唱

 

◆One day more(ミュージカル『レ・ミゼラブル』より)

 重唱(全員)、合唱

 

 

コゼット(三宅理恵)が歌う『愛しい方のお名前は』が素晴らしかった

 

完璧な音程

 

ほぼ主役のマリウス(山本康寛)

 

悪くはなかったけど、高音がややずり上げる様な感じ

 

この人のくせなのかな(以前“清教徒”を見た時もそんな感じだった)

 

ジャヴェール(今井俊輔)は圧倒的な声量と存在感

 

声がしゃがれることが2箇所ほどあり、今日に限って少し不調だったみたい

 

合唱(シティ・フィル・コーア)は素晴らしかった

 

オーケストラは大きな聴かせどころはなし

 

それでもやっぱり目立つのはフルートの竹山愛(シティフィルの女神様)

 

コンサートマスター、知らない人?(良く見えなかった)

 

 

 

レハール/オペレッタ『メリー・ウィドウ』より 

唇は黙して "Lippen schweigen"

アンネリーゼ・ローテンベルガー(ソプラノ)

ニコライ・ゲッダ(テノール)

ウィリー・マッテス(指揮), ミュンヘン交響楽団