12月1日 サルビアホール

【サルビアホール・クァルテット・シリーズ シーズン27】

 

アトリウム・クァルテット

ボリス・ブロフツィン/vn、アントン・イリューニン/vn、ドミトリー・ピツルコ/va、アンナ・ゴレロヴァ/vc

 

ブラームス/弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調

ヴィトマン/弦楽四重奏曲 第3番 『狩の四重奏』

チャイコフスキー/弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調



セルゲイ・マーロフの代役で来た、1st.ヴァイオリンがかなり上手くて、滑らか


音色にも艶があって、しっかり鳴る


ただ、その音色が他の三人と合わない、浮いちゃってる感じ


ブラームスは2nd.とヴィオラが控えめ過ぎるのか、1st.出すぎるのか、バランスが悪い


ヴィトマンの曲はちょっと説明しにくい


狩人の行進みたいな弦の刻み(タッタタッタタタ、タッタタッタタタ、)


それに乗せて、森のざわめきや、獣の鳴き声を、弦楽器の様々な技法で表現


時おり、ハッ!、ハッ!と掛け声も入る


面白いけど、途中で飽きた


半分の長さでいいと思う


チャイコフスキーも1st.の突出感はあまり変わらず


しかし、クァルテットの演奏そのものはブラームスより遥かに良い


特に第2楽章が素晴らしい


1st.が、今までと全然違う音色を出していて、響きが溶け込む


先日のアイズリQの甘美な感じも良かったが、今日のは男性的で、渋くて味わい深い


第3第4楽章は奏者の熱量もぐっと上り、乗り乗り


アンコールはボロディン、ノットゥルノ


チェロのゴレロヴァが調子が悪かったか、たまに音程が狂うのが少し気になった


***


以下、余談


どこの演奏会でも、大体90分くらい(休憩込み)を過ぎるとそわそわする人がいる


今日は隣の親爺がそれ


折角盛り上がったところで、もじもじ動かれては興ざめ


ラザレフの様に密度の濃い演奏をして、90分程度で終わるのは大賛成