11月1日 サルビアホール

【サルビアホール・クァルテット・シリーズ シーズン26】

 

テンペラ・クァルテット

ラウラ・ヴィクマン/vn、シルヴァ・コスケラ/vn、ティーラ・カンガス/va、ウッラ・ランペラ/vc

 

ラウタヴァーラ/弦楽四重奏曲 第1番

ノルドグレン/弦楽四重奏曲 第10番

シベリウス/モルト・モデラート ー スケルツォ

シベリウス/弦楽四重奏曲 二短調 『親愛なる声』



やっぱり、サルビアは特別


めったに機会のない曲を、エキスパートによる演奏で提供する企画力には脱帽


テンペラ・クァルテットは今年で設立20年目となる、フィンランド随一の四重奏団


来日は12年ぶりとのこと


北欧というと、冷気を感じる音を思い浮かべますが、そうじゃない


厳しい寒さがあるからこその、独特の暖かみを醸し出す音色

 

ラウタヴァーラ1番は1952年の作品


映画音楽の様にかっこ良く、スリリング


24歳の若書きだけあって、颯爽としています


第2楽章では、微分音やクラスターの手法も見られます


ノルドグレン10番は2007年、作曲家最晩年の作品


これは、めっちゃ面白い


微分音程を駆使した電子音の様なハーモニー


ときどき現れる、7音階による美しい旋律


なんとも、摩訶不思議な曲です


ノルドグレンは1970年代には、東京藝大に在籍して学んだとのこと


第4楽章には、日本風な懐しさのある旋律も出てきます


1st.ヴァイオリンはハンド・ベルも担当


この曲の初演は2008年、テンペラ・クァルテットによる


もちろん、今日の演奏も完璧


気に入ったので、会場売りのCDを早速購入してきました


"親愛なる声" は、シベリウス節全開で分かりやすい


終楽章の後半は音楽的に高揚し、大熱演で盛上りました


しかし、前半のインパクトの方が強すぎた


アンコールは、アンダンテ・フェスティーボとアンダンティーノの2曲


どちらも、超美演