皆さん、こんにちは。

 

 

京都の京田辺市で鍼灸院をしております「高橋鍼灸院」です針お灸

 

 

 

初診もしくは現在通院されている不育症(特に抗リン脂質抗体症候群)の患者様から、

 

 

「アスピリンやヘパリンを服用する予定なのですが、その時期に鍼灸治療を併用しても大丈夫なのでしょうか?」

 

 

と言ったご質問が、以前から非常に多くございます。

 

 

 

 

抗リン脂質抗体症候群等で不育症と診断されている患者様は、着床期もしくは妊娠陽性判定後からアスピリン(バファリン81やバイアスピリン等の経口薬)やヘパリン注射を服用されます。

 

何故上記疾患の方がその様な薬剤を投薬するかというと、上記疾患により血栓ができやすくなり、胎盤の形成が阻害され、流産もしくは死産になる可能性があります。

そのようにならない為に血栓予防で、ヘパリン及びアスピリン薬を医師から処方されます。

 

 

しかしながら、投薬により血液凝固作用が低下する為、万が一怪我等で出血や内出血をした場合、中々止血しません。

 

鍼灸治療は、かなり細い鍼を使用するのですが、それでも毛細血管を貫いて出血や内出血をする事がしばしばございます。

 

よって、鍼灸治療を制限もしくは中止するように、薬剤の説明書等に書いてあったりします。

 

その為患者様が、投薬中の鍼灸治療はしても良いのかどうか不安になられ、冒頭の様なご質問をされます。

 

 

そしてその答えですが・・・、鍼灸治療は可能ですグッウインク

 

 

 

近年、鍼灸治療も沢山の学術研究がされていて、かなり前から鍼を刺さずツボを刺激する「接触鍼」という方法が臨床でも広く用いられるようになりました照れ

 

わたしも、接触鍼の有効性と有用性を認識し、

約5年前から接触鍼の技術習得を 色んな本や論文を読み漁りながら、誰かの真似事にはならないように、必死で習得してきました。

 

そして4年くらい前から、糖尿病や心疾患や腎疾患やリウマチ等の基礎疾患をお持ちの方々で、アスピリン等を服用されている方々には、鍼を刺さない接触鍼を臨床で採用し、ある程度の効果を出してきました。

 

また妊娠準備治療でも3年くらい前から、不育症に関係なく、着床期あたりになると強い刺激はNGなので、当院ではその時期から接触鍼を採用しております。

 

 

「刺さない鍼なんて効果があるの?」

 

と思われている方も確かにいらっしゃいます。

 

確かに、これはわたし個人が臨床で感じた事ですが、

刺す鍼の方が接触鍼より、患者様の治療前と治療後の変化(脈力・舌の状態・その他症状の改善)が良好です。

 

 

しかし、しっかりとツボを捉えていれば、刺す鍼の7掛け位の効果は得られます。

 

よって、アスピリンやヘパリンを服用する前までは、鍼を刺し、

 

服用が始まれば、接触鍼に切り替える。

 

当院はこの様な治療方法をしております。

 

 

ちなみに当院のお灸は、温かいお灸を採用しておりますので、化膿や内出血が起こる心配は全くございませんペコリ

 

 

 

 

我々治療家が常に覚えておかなければけない事は、患者様の体調を悪化させたり、不利益が生じることはしてはいけないという事。

 

 

そして、患者様の体調や生理周期に応じて適切な治療をする事。

 

 

その為に、既成概念に捉われず、常に最新の鍼灸治療法で日々治療をする事。

 

 

これを基本として当院は治療をしておりますので、不育症等でヘパリンやアスピリンを服用されていてもどうぞご安心して治療を受けて下さいませペコリ