みなさん こんにちは!

徳島県の旅と英語が大好きな元ミュージシャンの木内健介(きのうちけんすけ)です。


今回は旅について書いてみようと思う。英語⇨音楽ときたからね。


私は20代前半の時にバックパッカーとしてヨーロッパを約1ヶ月旅行した。
それがきっかけで1人旅が好きになり、時間があれば海外を1人で旅している。
もちろん仕事があるから1泊2日とか、2泊3日程度。

ちなみにそのヨーロッパ旅行は超貧乏旅行で、野宿も経験した。

今日はその野宿の話1日目。

フランスのカレーとパリで2日連続の野宿。テントも何もない。1日目はカレーだ。
ほんと道のコンクリートの上で寝た。だが4月の初めだったので、どれだけ着込んでも
寒い。凍え死ぬと本気で思った。

「このままではヤバい」と判断した私はとりあえず道を歩いた。開いてる店を探すためだ。

だが残念なことに時間は午前2時頃。カレーは田舎なのか店が開いていない。
ほんとにほんとに寒かったので、ひたすら歩き店を探した。

なんせ相当な恐怖ですよね。アメリカの危ない場所では生活してたけど、
いきなり知らない街に来て、その日のうちにいきなり野宿。

しかも英語は通じない。
1回みなさんもやってみれば下手なお化け屋敷に入るよりも何倍もの恐怖を味わうことができると
思いますよ。


人間の恐怖心とは想像力の産物だからね。


当時はiPhoneなんてないからlonely planet(英語版地球の歩き方みたいなもの)を片手に
歩いたが、全く意味なかったかな。はっきり覚えていないけど。

そして歩きまわったあげく、クラブみたいなのがあった。(踊る方ね。音が大きく聞こえてた記憶がある)藁にもすがる思いで、
とりあえず暖かい飲み物をと思い、セキュリティの男にお願いした。

ここがポイントで全く英語が通じない。私はアメリカのLos Angelesにいたらから、
かなりのメキシカンと生活をしていた。自然と彼らからスペイン語を学ぶようになり
単語も少しだけ覚えていた。

だから英語よりフランス語に近いスペイン語で「カフェ カフェ」(coffee coffee)とお願いした。
当然お金を払うつもりでいたのだが、そのセキュリティの男は奥に入って
なんと私にカップのコーヒーをくれたのだ。タダで。

本当に本当にありがたかった。まさか1杯のコーヒーにこんなに感動するとは
思ってもみなかった。

そのもらったコーヒーの味は正直覚えていない。美味しかったのか苦かったのかさえ覚えていない。
ただそこには「コーヒーをくれた」という事実だけあり、それに超感動していた。

私は熱いうちに少しずつ喉に流し込み、そして手を温めた。

本当に人間の優しさにふれたと感じた。相手からしたらさまよっている東洋人が店の前で
コーヒーというので店の前にいられては困るとの思いでコーヒーをくれたのかもしれない。

もしくは本当に優しさでくれたのかもしれない。

ただ、セキュリティーの男の顔の目は優しかったので私は後者だと思いたい。

ちなみに読者の中で「さっさと自販機で買えよ」と思った人もいるかもしれないが、
海外、自販機ほとんど置いてないんですよ。

こんなに自販機があるのは日本だけ。異常。


体が少しあったまったところで、今度は体力温存のために寝なければいけない。
しかしコンクリートの上に寝ると寒さでまた体力が奪われてします。

どうしようかと少し冷静になれたので(コーヒーのおかげで)周りを見渡した。



あった。



あった。



みつけた。



奴を見つけたんですよ。

そう野宿の友「ダンボール」

それをね1枚でもコンクリートの上にひくだけで全然暖かさが違うんですよ。
ほんとに全然違った。

それ地面に引き、体を丸めて寝る態勢をつくった。
少しマシになり、何分経っただろうか、フランス人にバカにされた記憶がある。

正確にいうと笑われたのか、それともなぜこんな街に東洋人がいてそれもダンボールで寝てるのか
って不思議な感じでみてたのかわからない。

ただ、覚えているのが近くを通ったフランス人達が私をみて指をさして会話をしているのは
わかった。※当然内容はフランス語だからわからないし、英語だとしても意識が朦朧としている
状態だったから聞き取れたかどうかわからない。

ほんとに凍死ってこういう感覚から始まるんだなって思った。

幸いコーヒーとダンボールあと建物の陰で数時間寝ることができたので、朝を無事迎える
ことができた。正直ホッとした。

だが、この次の日も私はパリで野宿をする羽目になるのだが、それはまだ知らなかった。


これはフランスのカレーという街で実際に私が体験したこと。

実はそれまで1人旅っていうのをしたことがなかったので、航空券含めて30万のお金で
ヨーロッパ1ヶ月を旅行しようとした。

このフランスは2カ国目のの話で、1カ国目はイギリス。

ほんとはイギリスでお金を使いすぎたのが失敗だった。イギリスでスペイン人の家族と意気投合し(わたしの拙いスペイン語での会話が好印象だったのかも)一緒に観光地をまわった。

特にロンドンアイに乗った出費が痛かった。いくらか正確に覚えていないが、
冷静に考えて貧乏旅行なのに初日に使いすぎたのがこの”カレーの変”を起こしたのだ。
(信長が謀反にあった本能寺の変にかけている)

ちなみにカレーって食べ物のカレーじゃないからね。

地名のカレーですよ。ドーバー海峡渡ったところの街ね。

ほんとはホテルを探したけど、値段が高すぎだったんですよ。ほんと高すぎた。

こりゃ駅で寝たら寒さをしのげるから大丈夫って思ったので
”宿泊しない”という決断をした。

この日は多分旅をして3日目ぐらいかな。これから先の出費を抑えようと考えた行動の結果だった。

結局この決断がダメだったんだけどね。0時か1時か忘れたけど、
駅がしまって追い出されたのがそもそものこの”カレーの変”を起こした直接的な要因ね。


そんなことが後に起こるとは知らず好奇心旺盛な私は、フランスに来たからにはフランス人しかいないバーに行こうと思って、1人バーに入った。

小さいバーだったが、全員がわたしを一斉に上から下まで見る。

あっ‼︎

気がついた。これが徳島県人が海外の方を見た時にする対応かって。
※徳島ではほとんどといっていいほど都会と比べ海外の方をみません。

確かにいい気はしなかったかな。

でもこっちは覚悟を決めて店にはいっているので、
お酒を注文した。が、、、、英語が通じない。

しかたないから指でボトルを指差し無事ドリンクゲット。

その後全く会話ができないが、相手の拙い英語、わたしの拙いスペイン語で必死に
コミュニケーションをとろうとお互い努力する。

そしたらね、

好きな音楽がよく似たジャンルだったんですよ。


これで一気に意気投合。言葉はわからない微妙な雰囲気だったけど、楽しくお酒が
飲めた。最後にバーテンダーの彼と一緒に写真を撮ったがたぶん探せば出てくると思う。

また見つけたらアップしようと思う。

また長くなってしまったが、もっと詳細に書きたい気持ちにかられるが、
明日の仕事に影響が出るのは嫌なので、今日はここまで。



では恒例の1枚


今日は何にしようかな。


時間的にこの写真が最近だったのでアップ。

台湾人の女性2人組と。

先輩と後輩の関係で一緒に旅行しているらしい。
片方の子は日本語が話せるので簡単な中国語を教えてもらった。

このポイントは単語ではなく、文章を丸暗記すること。
iPhoneで録音して繰り返し後で聞いた。

結構これ使えるよ。

ほんとは僕の考えは語学はリーディングから始めたらいいと思ってる。
そして音読ね。このリーディング+音読は効率のいい語学習得方法だと考えてる。

彼女らとの話も楽しく、台湾の文化を色々教えてもらったかな。