トミカ30-9 日野 レンジャー 重機搬送車 | 朝比奈武弘のトミカ集収録

朝比奈武弘のトミカ集収録

動画で紹介したトミカが所持してるのか判断できなくなってきたので管理用に掲載しており、掲載画像は全て二次利用不可。このブログはタカラトミーや各特注元とは一切関係ありません。2024年9月27日ブログタイトルをトミカ写真館から変更。


今日のトミカは2016年6月から2022年8月の間、トミカ通常品で販売されていた「30-9 日野 レンジャー 重機搬送車」です。このトミカは日野自動車が2001年12月から2017年4月の間製造されていた日野5代目レンジャー(レンジャープロ)の増トンモデルであるレンジャーGKをモデルにしており、トミカでは歴代通して初めて販売された日野レンジャーのモデルです。


トミカはベトナム製で、アクションは重機の積み下ろしとスロープ可動、重機アームの可動が可能です。トミカのモデルになったのは総務省消防庁が平成23年度に全国の消防機関に無償貸与した重機搬送車及び重機をモデルにしており、トミカでは5t重機の小松建機PC55MRを積んでいます。荷台アオリ部やサイドバンパーはシルバー色で彩飾されており、キャビン上部には荷台一体型のプラスチック製ユニッククレーンが再現されています。


ヘッドライトやウインカーランプがタンポ印刷で再現されており、フロントバンパーナンバープレート部にはシャーシがはめ込まれています。グリルは実車同様にグレー色のものとなっており、グリル中央部には消防章がタンポ印刷で再現されています。実写の赤色灯はセパレート型のものですが、トミカではクレーンを避けるように一体型パーツで再現されています。


付属する重機は赤色成形色で、窓などがモールドで再現されています。実車の重機搬送車はトミカと同じ5t重機の他に3t重機も存在しており、そちらの重機搬送車は2軸車の日野レンジャーをベースに小松建機PC30MRを搭載しています。その後も多数の本部に重機搬送車と重機が無償貸与されていますが、重機搬送車のベースが三菱ふそう2代目後期型ファイターや日野6代目レンジャーに変更されたり、重機がコベルコや日立建機のものとなっています。


トミカ紹介台数 0511台目


こちらのトミカは初回特別仕様も販売されており、初回限定トミカのこちらは警視庁機動隊で使用されている重機搬送車と重機仕様となっています。実際に都費でいすゞ増トンフォワードや三菱ふそう増トンファイター、UDコンドルをベースにした車両が警視庁機動隊で使用されていますが、トミカと同じ日野レンジャープロをベースにした車両は存在しないようです。


こちらのトミカは都費カラーと呼ばれている緑色のカラーリングとなっており、荷台の重機もそれに合わせて緑色の成形色となっています。実車の警視庁機動隊重機搬送車は土砂災害現場等で使用されるショベルカーやホイールローダー、不整地運搬車の他に、皇居広場前にある置き石を移動するフォークリフトの輸送に使用されているようです。


通常モデル同様にヘッドライトやウインカーランプがタンポ印刷で再現されており、都費カラーに準じてキャビンに白帯がタンポ印刷で入っています。グリル部には旭日章がタンポ印刷で再現されており、グリル部は車体色で塗装されています。警視庁に配備されている日野レンジャープロをベースにした資材運搬車ではグリル部がグレー色となっていますが、これはトミカではいすゞ増トンフォワードをベースにした重機搬送車をモデルにしているのではないかと思われます。


トミカ通常品同様に助手席側には安全窓がタンポ印刷で再現されており、アウトリガーはクレーン一体型のプラスチック製となっています。付属する重機には可動しませんがドーザーを装備しており、クローラー部に車輪があり走行する事が可能となっています。警視庁以外にはいすゞエルフやフォワードをベースにした覆面タイプの重機搬送車が国費で配備されており、過去には警視庁に三菱ふそうスーパーグレートをベースにした重機搬送車が配備されていました。


トミカ紹介台数 0512台目


こちらのトミカは実車画像と共に動画11分45秒から詳しく紹介しています。