おはようございます
最近、伊集院 静さんの「浅草のおんな」を読みました。これを買ったのは、タイトルに「下町」を感じたからです。
画像右のエッセイも、切り口ズバズバ、ユーモアもある本音トークで、とても面白かったのですが、小説は情緒があってこちらも素敵「かなしい」「ふしあわせ」と、字からして切なさを伝えて来るんですね。
下町といえば、路地を歩けば木造の古い家並みがあって、その前にはおうちの方が端正されている盆栽や、様々なお花の植木鉢があって・・猫がそこここに歩いているものです。おばあちゃん方も立ち話してはって・・
朝はお線香の香りがしたりおみおつけの香りがする。夕方には、おかずのお魚が焼ける匂いがしたりテレビの音が漏れ聞こえてきたり・・うるさいこと言う人が出てくる前は、今頃は風鈴の涼やかな音がしたものでした。
白熊も、夫に「下町が好きだからな」と言われます。商店街で買い物したり、古本屋さんに入ったり、猫に話しかけたり出来る町に住みたいのです。
伊集院さんの小説を少しだけ抜き書きさせていただきますね。
一月なかば、松の内が明けたばかりの夕暮れ、着物姿の艶めいた女が一人、吾妻橋を西から東へ渡って行く。
女は橋の袂で足を止めて隅田川を上から下へゆっくりと視線を流した。ひさしぶりに半日、街中を歩いたせいか、ほつれた鬢が川風に揺れて、その横顔は男の目を止めるほど色気があった。とても五十をとうに過ぎた女には見えない。
浅草の小料理屋”志万田”の女将、志万である。
先月末に夫と、酒座 てんまみち(大阪市北区西天満2丁目9-14 06-6316-8864)さんへ行きました。選りすぐりの日本酒と季節の肴がこたえられないお店です
夫はここでだけは「他のもの飲んだら勿体ない!」と、直ぐに冷酒をお願いします。大将が、一人に五勺ずつ注いで下さいます。
この日の「とりあえず」です。これだけでも二杯は飲めます。
この日は、蛸やわらか煮と稚鮎の生姜南蛮にしました。
てんまみちさんで、葛城豆腐の冷や奴の文字を見付けると「ああ夏が来たなあ」と感じます。実に美味しいお豆腐
天然生本鮪 日本酒となると、ちょっとお造りが欲しくなります。
日本酒はいつも大将のお任せをいただいて、夫と味見し合います。「これはあんたの好みやな。」と夫に言われると、毎回ピッタリ当たっています。
夫は辛口過ぎない豊かさを含んだお酒、白熊は酸味が少ない香りの良い辛口が好きなので、替えっこして飲むこともあり丁度良いです。
生牡蠣ポン酢 クリーミーです
涼しげな中に情熱を感じさせるラベルですね。
歌舞伎の隈取、こちらも渋い!
てんまみちさんの奥さんの手作りの、白熊夫婦が大好きなおむすびです。夫は鰹、白熊はもちろん紫蘇わかめお米のお酒でおむすび、最高
鳥海の雫は、12本だけしかないものを、口開けで飲ませて下さいました。有り難いです
先日アップした堀川さんでは、こちらの千代むすびさんのスパークリングをいただきました。
千代むすび純米大吟醸 強力、ひたむきさを感じました。
鳴門金時の天麩羅は夫の大好物です。
鱧の梅肉揚げも一緒にお願いしました。鱧は天麩羅も良いものですね(*'▽')
鴨茄子のグラタン 海胆ソース
ホワイトソースで一段と役者が上がった鴨茄子に舌鼓を打ちました海胆ソースがホワイトソースと相まって、日本酒にも抜群にマッチしていました。息子さん、ますます腕を上げられたようです
米鶴の袋どりの雪女神は、二年熟成の最後の一本
実は揚げ物三種を少しずつお願いしますと、こっそりお願いしたのです。白熊大好物のここの鶏唐揚げは、よく揚がっているのにジュ―シィです
開運さんは、大阪酒の陣にも毎回いらっしゃっていると思います。
人丸には酒座の名前が入っています。最後に飲んでも、目が覚めるようなお酒です
大粒の桜ん坊を出して下さいましたお酒で火照った口いっぱいに、甘酸っぱい果汁が広がりました
女将さんが「こないだ白熊さん見付けたから」と、お揃いの箸置きをプレゼントして下さいました(*'▽')とっても嬉しかったです
良いお店は、アップしてると行きたくてウズウズして来るのです。夫にねだってみようっと
スプーン&はしおき(雲海) [キャンセル・変更・返品不可]
432円
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