夫人の体調はあまりよくなきのでかわりに夫が話しをすることになった。
「彼女はアームストロングの妻の妹のヘレナだ」
そうですねと確認をしたポアロ。
「ええ・・そうですよ」
しかし彼女は誓って事件に関わってはいない。油のしみで誤魔化しても無駄ですといった。
次に話を聴くことになったのは。サイラス。彼の順番になった。
「ぼく‥探偵をしているんです」
殺された彼・・ギャングに命を狙われているというので護衛を頼まれていました。話し出す。
「犯人をみましたか?」
護衛というなら見張りをしてたはずですね。
「はい・・みました‥声の高い男でしたよ」
「あなたは・・元警察官ですね」
懐に入っているそれはおいていってください。
「いつ・・わかった」
嘘はいけません。すぐにわかりました。
最後に大佐です。
「秘書と話をして夜まで酒を飲んでいた」
その話は確認は取れています。メアリーとの関係は?どんな間柄ですか?ここへ来る前に二人を見ているんですよ。
「彼女は関係ない」
そしてあなたアームストロング大佐の友人だった。
「そうだ・・戦友だった・・命をすくわれている」
それとなんの関係があるんだ。
やっとすべての人の話を聴くことができた。おかしなことばかりが続いている。
「みなさん・・平気な顔をして嘘をつくものでつかれる」
ヨンとウンスもそこにいてずっと話を聴いてた。
「お二人に質問です」
どう思いましたか?ポアロに質問をされる。
「一人一人の嘘をあばくことが重要かと思います」
「矛盾しているところはなかったけど?」
「そこがこの事件の不思議なところなのです」
犯人が誰なのか。一人か複数でやったのか。それすらわかりません。
全員があの・・アームストロング事件とかかわりがあるということです。
さてグレタさんを呼んでください。ブックに指示を出した。
あなたはデイジーの乳母でしたね。その日はワインを飲みすぎ寝ていましたか?
「あの男は悪魔です」
あのこはみんなの天使・・かわいいこでした。
「だからといって寝台列車の堅いベッドの上で殺されてよかったと?」
その瞬間グレタは泣き崩れてしまう。
次にメイドのヒルデガルトを呼ぶ。
あなたは腕のいい料理人でしたね。夫人のメイドをしていたあなたが料理の腕をひろうする場所はできません。
「私は腕のいい料理人はすぐにわかるのです」
「それはどうも」
まだまだおりますと自動車の営業マンだといっていた彼はアームストロング家のおかかえ運転手ですよ。
乳母に運転手に料理人に。これから一人一人嘘をあばいていくことになりそうですといった。
なぜ・・12か所も刺し傷があったのか。なぜ・・この時期に列車が満室だったのか。そしてなぜ‥証拠の品が多かったのか。
答えが見えてきましたよ。切なく言った。