余命宣告を受けました①のつづきです。


前の話↓


もう抗がん剤はしたくない、という母に

父は、なんとしてでも元気になって欲しくて、必死だったのだと思います


ここからのつづきです。



抗がん剤をしたくないという母に、ある時はなだめたり、ある時は怒ったり、何とか治療を受けてもらっていました


ある日、私は母の通院に付き添いました

いつもは父が連れて行っているのですが、高齢の父にとって負担が大きいため、兄と私が付き添うことにしました


9時前に受付を済ませ、診察室の前で担当のDr.を待ちます

どれくらい待つのかはわかりません

30分か、1時間か、ただひたすら待ちました


10時過ぎ、Dr.が来られ、母の体調を確認した後、治療の意思を再確認しました

母はこれから抗がん剤の投与を受けることになり、私たちはDr.からお話を聞きました


80歳を超える母の体には、強い薬を使うことが難しくなっており、治療が命を縮める可能性もあるとのこと

残りの人生ご家族と楽しく過ごされるのが、お母様にとって、1番幸せに感じられるのではと思います
やめ時というのも考えてもらって‥と話してくれました


その言葉を聞いて、私は「いよいよ、その時が近づいているのかな」と感じました




つづきます。