<まつげは少し切ると、さらに伸びる> という話しを聞いたことがあるだろうか。


事実は間違いである。

まつげの長さは遺伝子情報で厳密に決まっている。

いくら慎重にカットしたところで、もとの長さ以上に伸びることなどあり得ない。


しかし、それを信じてカットしてしまうオバカサンがいる。


姉1だ。


姉1は小学校6年生のとき、長くなるものと信じてまつげをカットし、母にえらく怒られた(笑われた)そうだ。

容姿に多少の自信がある輩はこれだからイカン。


しかし、遺伝子情報はあなどれない。

そんなことを教えられもしないのに、姉1から生まれた姪1もまた、奇しくも同じ小学校6年生のときにまつげをカットした。

叔母であるわたしたちは大いに笑ったが、姉1は怒るに怒れなかったらしい。



きっと彼女たちのDNAには、 <12歳。まつげをカットする> という情報が書込まれているのに違いない。