ぼくときみ -5ページ目

どきどき チクチク ざわざわ

今のきみのきもち。

もしものせかい

もしも
雨が降ったら


もしも
傘を持って行くのを忘れたら


もしも
もっと降ることを願ったら



もしも
この世の全てが
ぼくの存在を忘れたとしたら


もしもそれをぼくが
哀しまなかったとしたら…



もしも代わりにきみがぼくを哀れんで

もしもいつかのように
秘めた思いを
ぼくが気付いてないと
思い続けるなら


ぼくは

ぼくを


きみは

ぼくを





まだ知らない

でも、だって

言いたいことはたくさんある


そんなことはあたりまえで


怖いとか

ぼくの不安な部分を
どうこうして欲しいだなんて
言ってられない


そんなことはぼくときみにはなんでもない


言えない でも言いたい
だって言わない


吐き出すことが苦しみを生むのなら


そっと目を閉じて

左側にある感覚に

身を委ねるだけ







哀しみも怒りも

足もとに落ちていくのを感じた