ぼくときみ -2ページ目

ひたすらに

風邪をひいたらしい




きみが見えない


もっと近く


そばで


見える位置に



居て と


言えないぼくは




この風邪が今だけの事と




祈る




ぼくは欠けて行く月に きみが昇る太陽に

ふたり同じものを

見ていた気がしていた


月は月で


太陽は太陽で


出会った頃も



今も



どんな希望も生み出せるきみに



願うことは




ひとつ










今日も


ぼくを照らして

言葉。

この感情を

なんて言い表そう

きみにとっては

なんの力も持たない

この言葉。


時には安らぎを

時には不安を



すべてはきみへの言葉なんかではなく

ぼくに向かっているのだと気づく


始まりも



終わりも


ぼく次第なんだと