CADの試聴記の前にちょっとした実験です。
仮想アースの弊害はアンテナとなって様々な電波やPCやデジタルオーディオ機器から発生する電磁波を拾ってかえって音質を悪化させることと書きました。
実はこのことに中学生のときに気づいていたのです。
当時BCLブームで海外短波ラジオ放送をどれだけ聴けるか競うようにやりました。
使っていたクーガー2200だったかスカイセンサーICF-5900だったか、アンテナ端子の他にアース端子がありました。
それに自分で庭に埋めたアース棒から緑のアース線を2Fの短波ラジオまでひっぱって繋ぎました。
するとS/Nがかえって悪化して雑音が増えて、ラジオ放送が聞き取りにくくなるのです。
このときにこれだけ長く、そうして不完全なアースではかえって弊害、電磁波ノイズのアンテナになってしまうことを知りました。
実験です。
ラジオのロッドアンテナを短くして、FM放送が受信しにくくします。
このアンテナに仮想アースを繋ごうというわけです。
結果はCADという英国の仮想アースと付属ケーブルではラジオが明瞭に受信されて、立派なアンテナになってしまうことが確認出来ました。
アコリバに特注したケーブルを使っているリアルアースでは、逆にまったくラジオが聞こえなくなりました。
アコリバの仮想アースは小さくなりました。
しかしZONOTONEのアースケーブルが繋がったKOJOでは変わらず。雑音混じりにラジオが聞こえます。
仮想アースで音質が向上するか劣化するかの原因は仮想アースのアンテナ化によるものだったのです。
今回の3点中で明らかにシールドされているのはアコリバのアース線だけなのですね。
「副作用がなく、完璧なシールド効果をもたらすフレキシブル・テフロンコーティング銅管シールド」
アコリバの上級ケーブルはこの銅管で導体が囲まれてシールドされているのです。
通常、シールドは銅箔や銅の編み線ですから分厚く隙間のない銅管のシールド特性がいかに高いかは容易に想像がつきます。
このフレキシブル銅管シールドは同社仮想アースのRCG-24K付属アースケーブルにも採用されています。
さらにいえば、RGC-24Kの付属アースケーブルはこのフレキシブル銅管の他にテフロン絶縁のPC-TripleC楕円単線や天然シルク緩衝材、カーボンCSF、ノイズ除去用のファインメットビーズまで搭載されていますから、同社の定価8万8千円のデジタルケーブルと同等の妥協がない構造になっています。
逆にCAD付属ケーブルは園芸用銅線様のものに布が巻かれたKaNaDe推奨のイケ綿ケーブルに似ています。
少なくともシールドはありませんし、どうみてもKOJO Crystal E付属のアースケーブルと同じ程度の塩ビ絶縁の只の銅線にしかみえません。
このブアな付属ケーブルが単売で7万近くするのは正直とんでもないボッタクリですし、さらにこのケーブルが立派なロッドアンテナそのものになりますので最悪です。
次回はそのCADの試聴結果となります。
金額は他を圧倒する90万円という最高価格。
果たしてその効果は・・・。



