CD生みの親、故中島平太郎さんのところのNH Labの卵スピーカーが4個になったので、4.1chマルチチャンネルのAVシステムを組むことにしました。
そうして、オーディオ店に相談して購入したのが、DENONの税込み35,800円という格安モデル AVR-X550BTです。
スピーカー端子が今どき珍しいプッシュ端子から、予め端末処理しておきます。
この端子名が何だったか忘れましたが、中国通販サイトで安くこのようなセットをみつけました。
JBLの古いタイプのプッシュ端子などにケーブルダイレクトではなく、この端子を介して接続できます。
ケーブルはケーブル墓場の中から比較的いいPCOCCのものをチョイス。
綿と紙巻きできちんと振動と静電気対策がされています。
そうしてフットも無条件にKaNaDe5番です。
オリジナルフットは音質的に何の意味もなく、ただ付いているだけのプラスチックの1個10円?くらいのコストのものでした(笑)。
いきなりこれですからビフォア、アフター比較はしていません(笑)。
リアスピーカーまではそこそこ距離があって、オーディオ墓場ケーブルから長いのとなると、ベルデンのネジネジしかないので、迷うことなくこれを。
今でも販売していますし、映画館で実際にJBLやエレボイクラスのスピーカー程度なら、ケーブルもこれあたりでしょう。
ネジネジがノイズの混入を防いでくれるそうで、ケーブルを長く引っ張る映画館ではコストとともにありがたいのでしょう(笑)。
そうして今回のケーブル配線の目玉はDAISOからのケーブルカバーです。
音楽室の掃除は週2回の予約運転させている掃除ロボットです。
ケーブルそのままを床に這わせると、回転ブラシやタイヤに絡みついて止まってしまうに決まっていますから。
これも蓋方式になっているのを知らず、配線から調整までやっていただいたオーディオ店部長がやってくれました。
掃除ロボットの乗り越えから、一番細い=背の低いものにして一つのケーブルカバーには1本のベルデンケーブルと思ったら、2本とも入ってしまいました。
スピーカーのセッティングと結線が終わりました。
そうして、調整は4.1chであることを選んで、付属マイクをリスポジの耳付近に立てれば自動です。
ここまでの時間は80分くらいはかかりました。
AV環境の納品と設置に慣れているオーディオ店だからこの程度で済みましたが、自分でやったら倍以上は?
なにか困ったときにも、中古や通販などで買ったのは困ります。
設置とアフターが大切なネットワークオーディオとAVはリアル店舗からがいいですね。
肝心の音です。
それまで卵スピーカーで使っていたアンプがトーマンThomannS-75 MK2で、ハイエンドクラスまでドライブするプロ用モニターアンプだけに、DENON AVR-X550BTのそれは悪い意味で軽い音ですね。
まあ、これは想定内で、税抜で33,000円程度で5.1ch分のアンプ搭載ならこんなものでしょう。
他方、リアスピーカーの存在はやはり映画などを見るときには楽しいです。
2chステレオを擬似4.1ch(5.1ch)にするモードやらサラウンドやら音質設定もこんなにあって、皆特徴があります。
2chからの疑似4.1chのモードもいくつかあるので、リモコンのボタンひとつで選べるほか、結局リアスピーカーの音量は自動から手動でさらに効果を上げています。
疑似モードでは、たとえば音楽番組の拍手や雨の場面になると、拍手や雨音が前後から出てそれらに囲まれているような再生になりました。
声は前からのままなのに。
この卵スピーカーの開発者の茶谷さんからも、もともと広がりある再生が得意な卵スピーカーでの4.1chは格別な再現になりますとメッセージもいただいております。
BSの音楽番組や手持ちSACDに5.1chのがあるので、これを立体で楽しんでみたいです。