「腐」です。
苦手な方は、回避願います。
S
* M ⇉ 雅紀 S ⇉ 翔 J ⇉ 潤
N ⇉ ニノ O ⇉ 大野
「……しょおちゃ……?」
雅紀の薄い胸に 抱かれた俺は、縋り付くように 腕を回して その熱く甘い熱に預けるように 顔を埋める。
そんな俺を突き放さないでいてくれる雅紀に、俺は 安心して 身体を委ねた。
「……このまま……、俺の話を 聞いてくれるか……?」
「………うん……。」
「嵐で活動し、ずっと一緒に居て、お前を 傍で見ていくうちに 気が付いた。 本当は、随分と前から俺の気持ちは、お前だけに 向いていたんだと思う。 だけど 長い時間を掛けて、俺は 雅紀を好きだと 気付いたんだ。」
「……それは……?」
「ちゃんと答えを出したのは、5年前だ。 自分の気持ちに気付いた俺は、お前に 想いを打ち明けたんだ。」
「……5年も……、おれたち つきあってるの……? 今も、ずっと……?」
「あぁ。 最初は、何度も自分の気持ちを 否定したよ。 男を好きになるはずなんて、絶対に無いと思ってた。 この感情は、間違っているんだと 思おうとした。 だけど頭で考えても、計算しても、答えは出ない。 だから俺は、 考えるのを止めたんだ。 雅紀が、俺にとって特別なんだと 思わざるを得なかった。」
「……なんか…、ムズカシイ話……?」
「いや…。 俺とお前の、 ミラクルな恋の話だ。」
「くふ、なにそれ。 なんか、こそばゆいね。」
「お前の… その…笑い方が、好きだ……。」
「……しょおちゃん……。」
「お前が、俺を呼んでくれる その呼び方も……。」
雅紀の顔が見たくなって 埋めていた顔を上げると、直ぐに視線が絡み合い 途端に 外せなくなった。
「……ありがと……。」
「………雅紀……、、。」
「……ミライのおれと、 しょおちゃんのこと…。 おしえてくれて、ありがと……。」
どちらからとも無く、引き寄せられる。
身体が熱く、痺れてくる……。
………あぁ……、、 その黒目がちな瞳に 吸い込まれる……。
「……雅紀……、俺は……、、。」