「花の色はうつりにけりな・・・」 まゆみん
小野小町(9番) 『古今集』春・113
この短歌はあまりにも有名な 小野小町の作です。
一つの言葉に二つ以上の意味が込められた掛詞が多く含まれています。
『花の色は、むなしく衰え色あせてしまった、春の長雨が降っている間に。
ちょうど私の美貌が衰えたように、
恋や世間のもろもろのことにぼんやり思い悩んでいるうちに。』
女性の持つ美しさに強く引かれるわたくしですが、人の美しさもまた自然の一部。
命も 水も花の色もすべてを育くんでくれるのは地球です。
人間はさまざまなものを費やして生きているけれど、
このまま使い尽くして無情にむかうのではあんまりですね。
どこかで地球にお返しもできる賢い循環をみつけてゆけたらなあと
夢みたりするのです。
それはどんなことかなあっと
ご一緒に想像なんかしていただければ、幸いです。
「命は永遠に繰り返す」 山口哲雄
不思議な生命の星、地球。
今日、新たな命が生まれ今日また新たな命が死んで行く
毎日いつでも繰り返す万物の生と死
その生から死へのわずかな時に起きるさま-------------泣き・わらい・もがき・育ち
やがて生の終わり、それを歴史いや軌跡と考えると
無限の語りの思いがあり、もがきながら貴重な軌跡を刻みたい。
山口哲雄 http://nicks.co.jp
「キリマンジャロの雪」池田秀夫
『まだ、地球は青く見えると、安心していませんか?』浜畠かのう
「地球は青かった。」 人類初の宇宙飛行士、ユーリイ・ガガーリンの言葉。
あれから50年近く経った今も、地球は青く美しい惑星に見える。しかし今、その青い地球は、様々なダメージにより変わりつつある。
日々伝えられる様々な環境の変化。
「まだ、大丈夫だよ。」「偉い学者が何とかしてくれるよ。」「自分1人ぐらいが変わっても…」
そういった気持ち持ってませんか。少しでもいいから、今、地球に何が起きているかを知り、自分の出来ることから、地球に優しくしてみませんか。ほんの小さなことからで良いのです。
「以前の地球は青かった。」 という言葉が歴史に刻まれる前に。
「まったなしの環境問題ー切迫感の表現に挑戦してみました」横田ヒロミツ
環境ポスター展にお誘いいただき、B1のポスターを制作することになりました。いつもペインターというソフトで描いているのですが、今回は、水彩紙に透明水彩を使って描き始めました。イメージはうすれゆく青(大気圏)。地球を抱く人、立ちのぼる炎、CO2。少しでも地球温暖化の切迫感を盛り込むことが目標です。私はいつも鉛筆などによる下描きなしでスタートします。その方が、私の場合堅くならずに上手くいくからです。
MAC OS10.4.11 Corel Painter 11で背景にCO2のような、そして炎のようなぼかしを入れて完成。タイトルは「うすれゆく青」と考えていましたが、地球の大気圏のうすさと関連づけてThin Blue「はかなきブルー」としました。地球の大きさをリンゴとすると、大気圏はリンゴの皮程度だそうです。
「景観」うちきばがんた
人類(特に日本)が発展・進化してもこのセンスは
全体的に退化しているように思います。
そのことに気づいてくれればと思います。