◯透明傘

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最近思い出した。


私、道の白い線から落ちないように歩いてた。









当時は今とは違ういわゆる普通の女の子だったとき。






ボブカットの音楽が大好きでちょこちょこ芝居して黒いリュックを背負ってマーチン履いてるような女の子。
いつも耳にはイヤフォンつけて
なんか人通りの少ない道を夜に歩くのが好きで。







ある一人の女の子に出会った。
その子はちょっと変わってて
私と同じボブカットの女の子で音楽大好きな子。
やっぱり黒いリュック背負ってマーチンを履いてるような子で。

でも明らかに私とは何か違くて。







その子と夏二人で夜に多摩川で
メロンパンとお茶を買って
iPhoneから流れる音楽を垂れ流しにして
いろんな写真を撮りながら
でも人生の話なんかしちゃったりして。

視聴者数5人とかのツイキャスライブで
その人生の話垂れ流しにしちゃったりして。


冬は夜にベンチに座ってお酒飲みながら
少し酔っ払って、でもやっぱり音楽は流してて
酔っ払ったからコーヒー飲もうって。
寒いから二人で同じマフラー巻いたりして。







そしていつも必ず
「私はうみこが好きです。」

だから私も返す。
「私も好きだよ。」って。








その子のお陰で夜が好きになって明け方が好きになった。


だけどその子が東京から去って
夜が嫌いになって明け方が嫌いになった。


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二子玉川の高層マンションに住んで
一番上の屋上で星空見ようねって
笑いながら話した帰り道。