名作#3 “ワタクシ的元祖喜劇” 『シコふんじゃった。』
ワタクシ的名作第3弾は
『シコふんじゃった。』
・製作 1992年・日本
・出演 本木雅弘 竹中直人 柄本明
あらすじ
キリスト教系の教立大学4年の秋平は、
父親のコネで就職も決まり、
残りわずかな大学生活を思いっきりエンジョイしていた。
ある日、卒論指導教授の穴山に呼び出される秋平。
授業に一度も出席したことのなかった秋平は、
穴山から卒業と引き換えに、彼が顧問をしている
相撲部の試合に出るよう頼まれ、
仕方なく引き受けてしまう。
ところがその相撲部の部員は8年生の青木ひとりだけ。
相撲を心から愛しているものの
一度も試合に勝ったことがない。
やがて秋平と同じようにデブのクリスチャン田中と、
秋平の弟・春雄が入部。
さらに春雄に思いを寄せるデブ女の正子が
マネージャーとして参加。
このメンバーで何とか団体戦に出場するが惨敗。
秋平は思わず「今度こそ勝ってやる!」とOB達に宣言。
こうして3カ月後のリーグ戦を目指すことになってしまう。
そんな秋平らを見守る名誉マネージャーの夏子。
それにイギリスからの留学生スマイリーも加わるが、
人前でお尻をさらけ出すことを拒むスマイリーは、
まわしの下にタイツをはく始末。
名門相撲部復活をかけて厳しい練習の毎日が続く。
そして夏合宿を経て、ようやくリーグ戦出場。
秋平らは何とか勝ち進んでいくがやや苦戦気味。
スマイリーも彼らの奮闘する姿に圧倒され、
ようやくタイツをはぎ取り試合に出場。
勢いに乗った教立大学相撲部は・・・
☆ワタクシ的見所
監督は『それでもボクはやってない』で、
久しぶりにメガホンを取った周防正行。
この作品は『それでも~』ではなく、
『Shall We ダンス?』へ続く、
周防映画のハート・フル・コメディの系譜。
実はこの映画、私が初めて観た邦画なんです。
しかも、当時は何度も何度も、
セリフ覚えるくらい観ました。
レンタルビデオで、5回は借りました。
当時の私が知ってる役者で出演していたのは、
本木雅弘、柄本明、清水美砂(当時はポッキー四姉妹で
かろうじて知っていた)くらい。
あまり、TVをみる子どもではなかったんで。
ですから、竹中直人を見た時の衝撃は超強烈でした!
「こいつは天才だ」
と、子どもながらに思いました。
竹中演じる青木の奇妙な言動、あれはアドリブ?
とにかく竹中節(後のウォーターボーイズにも通ずる)が
まずは必見です。
そして、ダメ相撲部が立ち直っていく物語は、
分かりやすいサクセスストーリー。
途中、「小学生相手に稽古をつむ」、
「ひたすら食べて寝る」など、強くなっていく過程は、
まさに奇想天外。
現在のあらゆる喜劇に通ずるものがあります。
最初から最後まで笑え、そして力が入り、
終わった頃には“ホッ”と心が温かくなるこの映画は、
是非家族の皆さんで、お正月特番に飽きてきたら、
観ていただきたいです。
絶対損はしませんって!!(多分・・・)
ちなみに、前述のポッキー四姉妹が映画になった
『四姉妹物語』(1995年)は、
お勧めできません。。。




