画像は2013年の9月に生まれたタンタンの被毛が翌年の春ごろから退色し始め、
2014年の9月から手作り食に変えたところ12月には色が戻った様子を示しています。
多くのテリア種はプラッキングという死毛を歯のついていないナイフでむしり取る手入れをすることでこの退色を防ぎ、硬めの色の濃い被毛を保っています。
ですから、プラッキングをしないでおくと、寝ぼけた色になってしまったりふわふわの毛質になってしまうわけです。
特にワイヤーフォックステリアはその傾向が顕著で、バリカンやハサミでトリミングしていると大概黒い部分は薄いグレーになり、全体に白っぽくなってしまいます。
タンタンは性格的にプラッキングは無理があるなと思ったので、
私はあえてプラッキングはせずトリミングで手入れしていたのですが、
やはり退色は免れませんでした。
一時はほぼ真っ白になってしまったこともあります...
ところが手作り食に変えて1〜2ヶ月で劇的に濃い毛色が戻ってきたので、
この退色は食餌によってコントロールできると気づいたのです。
どの栄養素がよかったのか分からずに手作り食を続けていたのですが、
大きく関係しているのはどうやらフィッシュオイルなどで積極的に追加していた、
不飽和脂肪酸のオメガ3の効果のようでした。
手作り食でなくてもオメガ3が豊富に含まれているフィッシュ系のドッグフードを、
できるだけ酸化させないように(オメガ3は酸化に弱いので)2週間分ごとにリパックし、
与えていると一年中大きな退色は防げます。
やったことはないのですが、通常のフードにオメガ3のサプリメントなどを追加しても同じ効果は得られるかもしれません。
ただ、オメガ3だけでなくその吸収を助けるオメガ6のバランスも必要でしょうし、
カルシウム、リン、マグネシウムのバランスも関係してくると思います。
また、気をつけて欲しいのは「オメガ3ならオイルで補給すればいいんでしょ」と、
安易に亜麻仁油やカメリナオイルなどを追加すると一食あたりのカロリーが高まりすぎ、
太らせてしまう可能性があることです。
しかも植物性のオイルからオメガ3を与えようとしても、
犬にとっては吸収効率が悪いこともわかってきています。
オイルを使うのであれば酸化に気を配った魚油が好ましいですし、
与えすぎに気をつけて体重管理を心がけてください。
ちなみに私がタンタンに与えていたフードは、
ティンバーウルフのオーシャンブルーですが、
すでに製造が中止となり現在はイギリス産のAATUというメーカーの
サーモン&ニシンを与えています。
以前オリジンの6フィシュに変えた時は若干退色しました。
オメガ3の含有率は6フィシュのほうが高いはずなのですが、
それだけが有効性ではないことがわかりますよね...
今では一年中くっきりした発色のタンタンですが今後も食事と被毛の退色の因果関係は引き続き研究していこうと思います。




