バーニーズのカーミングシグナル | タンタンとパパの子犬の社会化ブログ

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(動画は一番下にあります)

 

バーニーズ2歳メスのクレアちゃんは、様々なカーミングシグナルを見せてくれます。 まずは地面に伏せて最上級の「あなたに敵意はないです」というアピールをしています。 また、視線をタンタンからそらせてそれを強調しています。 地面の匂いを嗅いで自分自身を落ちつかそうともしていますね。

 

この時点で私もあちらの飼い主さんもリードは緩めた状態です。
これは犬たちに余計な緊張感を与えないために重要なことです。
いつでも逃げられる距離『フライト・ディスタンス』を与えることにもなります。

 

次のシーンで鼻の挨拶をし、タンタンも目をそらしたり瞬きをしてシグナルを出していますが、クレアちゃんはストレスを感じたのか遊びへの誘いなのか、一旦飛びのきます。
そして大きく視線を外らせ体を震わせたり地面の匂いを嗅いで再度自分を落ちつかせようとしています。

 

これ以外にも尻尾の動きや振る方向、口角の動きからもクレアちゃんの気持ちの変化がよくわかるのですが割愛します。
こんなに礼儀正しいクレアちゃんですが、飼い主さんは多分『カーミングシグナル』についてご存知ないので、伏せたり地面の匂いを嗅いだりするのをリードを引いて止めていますね。

 

お腹が汚れるからとか何かを舐めようとしたと勘違いしたという理由なのでしょうが、せっかくの社交性を否定してしまう結果になってしまうかもしれません。
カーミングシグナルを見せている犬のリードを引いたり、叱ったりしないでください。
挨拶のできない犬になってしまいますから…

 

 

 

(本来オンリードで初対面の犬と挨拶をさせることは滅多にないのですが、お互いの様子を見て相手の飼い主さんとも情報を交換してから挨拶させています)