凡そ、ちょうど10年ぶりに当時北海道からおん出てきて直ぐに腰を据えた、と言うか勝手にトントン拍子で来ることになった神奈川県の辺境の街 伊勢原City
黄昏の似合わない(色んな意味で)普遍の街 伊勢原City
に何か思い立って、単車でブイーッと行ってまいりました~
懐かしさとか甘酸っぱさとか?
や、そーゆーの通り越して胃の奥底から込み上げてくる苦酸っかい感じ、Cityに着いた瞬間そういった言葉には一言で言い表せない妙な感覚に囚われまくり。
「若かりし日の想い出はいつだって色褪せず、どこかほろ苦くて甘酸っぱい、、、」
なんて綺麗事が一切通用しない情け容赦ない(実際は情けない)デンジャラウスな時代。
綺麗事なんて言ってられへんこの現実。
町田を超え、海老名、座間、なんちゃら、、、、
隣町の厚木市を246沿いにブイーッと。
途中横目で、当時2回ほどお世話に成りました厚木警察署さんを横目に心の中で敬礼!痙攣!
長時間のライドオン、低めのハンドルを持つ手が痺れてくる。
当時私めは文字通りこれまた大変芳ばしい、駅から徒歩20分強の夢見るスイートホームにカツヲと云う腐れ縁のウン○コ仲間との同棲生活を送っておりました。
夢の同棲生活!甘い同棲生活!
そんなアンアンの謳い文句文句は全て嘘っぱち。
現実は、かなりクサい。
野郎の巣イートホーム。
こんなところが関の山。
夜勤明けの帰宅途中、セブンイレブンにて買入する「ドラフトワン」500ミリ2本とセブンイレブンオリジナル柿の種(大袋)が唯一の癒し。
雲ひとつない、朝の澄んだ空気のもと。
聖水(ドラフトワン)で咽を鳴らし、柿の種を流し込む。
うーん、なんともマンダム。と至福のひと時。
寝て起きれば、辺りは暗くなり、世の皆様は団欒の時間。
俺たちはレッツゴーワーク。
部屋中に散らかるシケモクの山。
汚れた洗濯物、貯まる食器。
ゴキちゃん達の、そして俺たちのワンダーランド。
それが確かに、ここには有った。
野郎たちのshitまみれのfuckin' days...
もう還らない(帰りたくない)苦酸っかいmemories
ゴミ処理場に棄てた(はずの)ぐちょぐちょの消化されきれずに排出された奇譚集。
当時のディテールはまた後日機会あらば、記すことにしよう。
(記すんかい!)
そんな伊勢原City
今から数えて丁度10年前、
名もなきクソどもの青春が、そこには確かにあったはずだ。