耳をすませば | 東京奇譚クラブ

東京奇譚クラブ

ロックンロールとその周辺をモットーに、古今東西津々浦々の偏執的トピックスをお届け為る貴女の街のホットステーション。
そうそれこそが、東京奇譚クラブ!

ミキです。変態という名のスケベです。


耳鳴りの中に微かに聴こえてくる言葉


「ネコ耳とかウサ耳とかマジキモーイ」


「そんなん付けたのに萌えるなんて終わってるな」


くぉんの莫迦者共ォォォー! 指導してくれるッ! そこに正座せんかこのスカタン共っっっ!

「獣憑き」はそもそも、古来の日本から存在する伝承、御伽噺である!何、それがどうした?それが分からんから貴様はバカなのだ!言い換えれば獣憑きという存在は、自然を畏れ敬う日本人の血が生み出した偶像である!西洋における悪魔のような単純すぎる「絶対悪」などではなく、自然を畏れるが故に生まれた幻想(ドリーム)なのだ!



そもそも、お稲荷や狛犬、阿吽など八百万の神々には、獣をベースとした存在のなんと多いことか!十二支という概念が存在するのは何故だ!それすなわち、我々日本人は獣という「自然」を愛する民族だからに他ならないではないか!こっくりさんや化け猫が取り付いていたづらしちゃうぞ、というのもよく考えろ! つまり我々日本人は古来から獣という名の自然と触れ合い、ついでにちょっとキャッキャウフフしたいという願望を持っているのである!


‥‥話を戻そう。よし貴様ら、これから試しに妄想してみろ! ツンデレ属性のお前は気高い猫娘、幼馴染属性のお前は従順な犬っ娘、小悪魔属性のお前はいたずら好きな狐っ娘だ!思い描け、時間は3秒! 3、2、1! 妄想できたか?何、出来ない?馬鹿者それでも日本人かこの非国民共があああっ!


良いか!確かに貴様らのフェティシズムもそれぞれ十二分に魅力がある!それは認めよう!だがそれだけでは足りない!動物の耳、尻尾、さらに必要なら肉球グローブも着けてみろ! これらはそのキャラクターをより象徴したものとなり、また視覚的にも愛らしさを付与する! 着ぐるみが愛らしいのとどこが違う! むしろ人の形に近いことによって、さらなる高次元の妄想を描けるではないか!人に近いのに人ではない葛藤という心の動き!撫でると気持ちよい毛皮、ぷにぷに柔らかい肉球の感触!そして、ズボン、スカートはどうなっているのだろうという些細な疑問から始まる、ちょっとした背徳感のある妄想まで可能だ!下着はどうなっている?穴あきか?それともまさかホックか?脱がすのマジどうすんだというドキドキ妄想まで味わえるぞ!そしてペットにするもよし、獣の勢いに負けてキャンキャン言わされるも良し!さまざまな種族があることによる妄想の多様化! 現実に絶対にありえない種族だからこそ出来る、これは想像力の肥大だ!さあ貴様ら、今一度、獣という大いなる自然の恵みを感じるがいい——!



という夢を見たのさ


ペースが早いので次は青山さん調整してください