夢の中で、子どもと一緒にいる。
子供の学校の上靴と同じ種類の中古の運動靴が売られていた。
靴の縁取りになっている赤いゴムの部分に亀裂が入って切れていて
靴ひもが切れそうになっている。
もうボロボロで痛みが激しいのは一目瞭然。
それなのに私は夢の中で「わあ、50円。安いねえ。買おうか」
と言っている。値段だけでお得だと思い込んでいる。
目覚めてから、安さに走る自分の愚かさに
改めて気付かされた。
煮物を作ろうとして、冷蔵庫から三日前に買った生の昆布を
取り出すと、どろどろに溶けてしまっていた。
買った当日が賞味期限の日だったために値引きされていたものだ。
もう、値引き品を買うのは止めよう。と思いながら昆布を処分した。