計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。


テーマ:

去る2018年9月15日-17日、新潟と長野

の両県にまたがる信越高原を舞台として、

信越五岳トレイルランニングレース2018

が開催され、計測工房にてタイム計測を

担当させていただき、私・藤井が計測

ディレクターを務めさせていただきました。

 

この大会は新潟県と長野県にまたがる

信越五岳(北信五岳)と呼ばれる5つの

山々、すなわち、斑尾山、妙高山、

黒姫山、戸隠山、そして飯縄山を巡る

100マイル(160km)と110kmの2つの

部門からなるロングのトレランレースです。

 



上記写真は藤井が2013年に山ノ内町

から撮影した信越五岳。
右から斑尾山(1382m)、妙高山(2454m)、
黒姫山(2053m)、戸隠山(1904m)、
飯縄山(1917m)の五岳。

この大会の特徴は、大きくは3つ。
(以下、公式サイトから抜粋)

トレイルランナー石川弘樹氏がプロデュ

ースした、信越五岳を結ぶ全長160kmにも

及ぶ山岳エリアと信越高原の各地域を

繋いだ壮大なコース設定。

家族や友人が選手にサポートを提供

できるアシスタントポイントの設置、

夜間走行となる選手の安全に配慮した

ぺーサー(伴走者)の同行を許可する

区間の設定など、選手はじめ、沢山の

人々がトレイルランニングの魅力を味わ

えるレーススタイル。

参加者数の制限、大会開催前後のトレ

イルの検証とメンテナンス等、さまざまな

形で自然環境に配慮するとともに、参加費

の一部をコース近隣でトレイルの維持管理

や自然環境保護等を行っているグループ

の活動を支援するために使用。

 

(以上、転載)

 

というコンセプトで2009年に始まり、今回

で記念の第10回の開催です。
(計測工房での計測は2011年から8回目)

 

それまでの110kmだったコースは、2017年

から100マイル(160km)に拡大されました。

大会プロデューサーである石川弘樹さんの

悲願でもあった100マイルレースです。

 



写真は2011年の信越五岳で優勝者の

相馬剛選手が石川さんからインタビュー

を受けているところ。相馬選手は、信越

五岳トレイルランニングレースで2009年

の第1回から2011年の第3回まで3連覇。

2014年にマッターホルンで帰らぬ人となっ

てしまいましたが、その相馬選手が生前の

ブログでこんなコメントを残していました。
信越五岳は日本のロングレース

方向性を示したepoch-makingなレース。

日本のトレラン界で、100マイルの大会と

いえば、2012年から始まったUTMFですが、

信越五岳はさらに古い2009年という黎明期

から開催されており、ロングの草分け的な

大会です。

 

信越五岳のコンセプトは走れるレースなので、

100マイルの制限時間は32時間と短め。

同じ100マイルでもUTMFの制限時間が46時間

なのと比べるとその走りやすさが伺えます。

 



大会前日は、スタート地点である斑尾

高原スキー場ハイジにてウェルカム

パーティ。(110kmの選手のみです)

 


信越五岳の特徴の1つ、ドロップバッグ

制度。スタート地点で預けた荷物を、

コース途中のエイドで受け取ることが

でき、そのエイドでは不要になった荷物

を再び預けることができます。



スタート地点は斑尾高原スキー場ハイジ。

地面にはタイム計測用アンテナマット

設置してあります。

 

 

今回、100マイルには日本のトレラン界の

レジェンド鏑木毅選手が参戦し、スタート

に姿をあらわすと大歓声。



そして、9月15日(土)の19時30分に

100マイルのスタートです。今回は先述

の鏑木毅選手に加え、奥宮俊祐選手、

山田琢也選手といったビッグネームが

一堂にスタートラインに立ち、私も興奮を

抑えきれませんでした。

(鏑木選手、奥宮選手、山田選手はいずれ

も大会プロデューサー業も手掛け、計測工房

のクライアント様でもあります)

 

 

100マイルのスタート!

なお、今大会では参加者の皆さんの

ゼッケンに装着されたICチップによって

タイム計測をおこないました。

 

 

今大会ではスタート、フィニッシュの2地点の

他にコース途中10地点の計測をおこないます。

同じ地点でもINとOUTを別々に計測する地点が

あり、合計17地点の計測になります。

 

 

第1の計測地点は斑尾高原レストランバンフ。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。(2017年画像)

 

 

第2の計測地点は兼俣林道出口。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。

(計測工房スタッフF氏撮影)

 

 

兼俣林道出口を通過していくランナー。

(計測工房スタッフF氏撮影)

 



第3の計測地点はアパリゾート妙高。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。ここはINとOUTの両方を別々に

計測します。こちらの計測マットはINです。

(計測工房スタッフK氏撮影)

 

 

アパリゾート妙高のエイド風景。

 

 

そしてこちらがアパリゾート妙高のOUT

の計測マット。

(計測工房スタッフK氏撮影)

 


第4の計測地点は、国立妙高青少年自然

の家。こちらもINとOUTを別々に計測します。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。こちらはINの計測マット。

(計測工房スタッフK氏撮影)

 

 

国立妙高青少年自然の家のエイドに到着

した鏑木選手。(計測工房スタッフK氏撮影)

 

 

こちらが国立妙高青少年自然の家の

OUTの計測マットです。

 

 

第5の計測地点は、赤倉観光リゾート。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。(計測工房スタッフU氏撮影)

 

 

赤倉観光リゾートに到着したランナー。

(計測工房スタッフU氏撮影)

 

 

赤倉観光リゾートのエイド風景。

(計測工房スタッフU氏撮影)

 


 


100マイルがスタートして最初の夜が

明けた9月16日(日)の朝5時30分に、

斑尾のスタート地点では、110kmが

スタート。

 

 

プロデューサー石川さんがハイタッチで

見送ります。

 

 

第6の計測地点は、黒姫。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。こちらもINとOUTを別々に計測

します。写真はINです。

(計測工房スタッフI氏撮影)

 

 

黒姫のOUTの計測マット。

(計測工房スタッフI氏撮影)

 

 

第7の計測地点は、笹ヶ峰グリーンハウス。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。こちらもINとOUTを別々に計測

します。写真はINです。

(計測工房スタッフK氏撮影)

 

 

笹ヶ峰のOUTの計測マット。

(計測工房スタッフK氏撮影)

 

 

第8の計測地点は、大橋林道。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。(計測工房スタッフY氏撮影)

 

 

大橋林道のエイド風景。

(計測工房スタッフY氏撮影)

 

 

第9の計測地点は、戸隠スキー場。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。こちらもINとOUTを別々に計測

します。写真はINです。

(計測工房スタッフS氏撮影)

 

 

戸隠スキー場のOUTの計測マット。

(計測工房スタッフS氏撮影)

 

 


各計測地点の現地では、リアルタイムに

計測されたデータがWEB速報・人数管理

システムの「TRAIL SEARCH 」にUPされて

いきます。(計測工房スタッフS氏撮影)

 

 

第10の計測地点は、飯綱山登山口。

地面にはタイム計測用アンテナマットが設置

してあります。(計測工房スタッフK氏撮影)

 

 

飯綱山登山口を通過していく100マイルの

先頭ランナー奥宮俊祐選手(左)。

(計測工房スタッフK氏撮影)

 

 

飯綱山登山口のエイド風景。

ここがフィニッシュ前の最終エイドです。

(計測工房スタッフK氏撮影)

 

 

フィニッシュ地点は飯綱高原ハイランド

ホール。

カーペットの下にはタイム計測用アンテナ

マットが設置してあります。

 

 

100マイル男子先頭フィニッシュ!

優勝は奥宮俊祐選手で、タイムは19時間

18分59秒でした。

 

 

プロデューサーの石川さんから祝福を受ける

奥宮選手。

 

 

レジェンド鏑木毅選手も100マイルを男子

63位で完走しました。

 

 

フィニッシュ地点にて計測工房は、各地点

の通過情報の管理、記録集計にあたります。

TRAIL SEARCH 」の管理もここでおこない

ます。
TRAIL SEARCH はロングのトレラン向けに

開発した「WEB速報サービス」兼「レース人数

管理機能」が一緒になったシステムです。

 

 

昼夜を通した計測業務。

 

 

 


信越五岳では多くの選手が1人ではなく、

ペーサーと手を取り合ってフィニッシュする

光景が見られます。信越五岳に特徴的な

ペーサー制度。コース途中からフィニッシュ

までの後半のレースはペーサーと一緒に
走ることができます。

過去の大会プログラムによると、
(以下抜粋)
・大会プロデューサー石川弘樹氏トレイル

ランニングへの深い理解と愛情によって導入

されたペーサーシステムは、160km/110km

及ぶ信越エリアの神秘的なトレイルを、

信頼するもう一人のランナーと分かち合うこと

ができる本大会の魅力的な特徴である。
(以上、転載)

 

と記載されています。
ペーサーと共に戦うと、完走の喜びも2倍。

約300人の選手がペーサー制度を利用します。

1人では困難な長大な道のりも、ペーサーとの

二人三脚なら乗り越えられる場面も多くある

ことでしょう。ペーサー制度は信越五岳トレイ

ルランニングレースに深く根付いています。

 

 

レース制限時間の9月17日(月)3時30分

までフィニッシュ地点には絶え間なくランナー

がフィニッシュします。それぞれの長旅を

完遂していきます。

 



なお、完走した皆さんには氏名とタイム

彫られた木彫りの完走証が後日に送付

されます。(写真は2015年に110kmを完走

した計測工房の社員二見のもの)



5つの山を駆け巡る100マイル/110kmの

信越五岳トレイルランニングレースは、

計測工房にとってはロングのトレラン計測

の原点です。2011年当時、ロングのトレラン

のことを何も知らなかった我々は、ロングの

トレラン計測とは何ぞやということをすべて

信越五岳から教わりました。

 

そして、2017年から100マイル化されて、

計測工房初の100マイル大会となりました。

2晩を挟む3日間のレース計測。

100マイルならではの計測のノウハウを

信越五岳で全て学ばせてもらっています。

 

プロデューサーの石川弘樹さんのライフワーク

とも言える壮大な作品がこの信越五岳だと

思います。

 

昨年(2017年)、初の100マイル化されるも

悪天候で無念の短縮開催となり、今年ついに

念願の100マイルのフルコースでの開催となっ

た場に立ちあえたことは喜びでした。

しかし大会はまだまだ未完成。課題も多くあり

ます。それは計測工房も同じこと。ようやく初

の100マイル計測が出来ましたが課題山積

です。

まだまだこれからも信越五岳とともに成長しな
ければいけません。

 


This is timing man.
We are professional timing man.
Born this way.
This is an everlasting journey.


今回も一期一会の貴重な仕事の
機会を頂戴したことに感謝です!
この現場が次の現場に繋がりますように。

 

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。