計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。


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昨日は、長野県上伊那郡の中川村にて

第11回信州なかがわハーフマラソンFINAL

が開催され、計測工房でタイム計測を担当

させていただき、岡本が計測ディレクターを

務めさせていただきました。私・藤井

サポート役として従事しました。



奥に見える残雪の中央アルプス。

手前を流れるのは天竜川。

日本人の心に響く原風景のような光景。

「日本で最も美しい村連合」にも加盟して

いる中川村です。

 

決してアクセスが良いとはいえない人口

4,900人の村に、ランナー3,900人が参加

するという人気大会ですが、残念ながら今年

が最後の開催となります。

 

なお、この信州なかがわハーフマラソンの

愛称は「ナカハマ」なので、以下の文中では

ナカハマと表現します。

 

 

参加者の皆さんはまずは受付から。

特大フォントがわかりやすい。

 

 

鯉のぼりがお出迎え。(こどもの日)

 



選手受付は当日の混雑を緩和するために、

大会前日も受付を実施します。

 

近年の市民マラソン界では、ゼッケンを事前

に参加者に送付して、当日の選手受付をなく

す方式が主流になってきました。
それは参加者側にとっては当日の朝に行列

に並んで受付をしなくてもよいメリットと、

主催者側にとっては受付の人員配置が不要

になるメリットがあるのですが、このナカハマ

では、あえてその逆を行きます。選手受付を、
前日や大会当日の朝、来場してくださった

皆さんに、来て下さったことに対する感謝の

気持ちを直接伝える貴重な時間」と位置付け、

受付を大切にしています。
(大会スタッフブログより抜粋)
ですからゼッケンの事前発送をせずに、この

選手受付の時間を重視しています。

 

何でも合理的・機械的に済ませたがる現代人

にとって、昔ながらの人と人とのコミュニケー

ションは本当に大切だと思います。


 

受付の後には、ハズレなしの抽選会に誘導

されます。村の特産物が必ず当たります。

受付を済ませたこの時点で他のマラソン

大会では味わえない満足感があります。



遠来者賞、健脚賞、ちびっこ賞の特別賞

もあり、該当者はさらに賞品がもらえます。
 

 


大会オフィシャルグッズ販売所では、

大会オリジナルグッズが大好評、毎年、

完売状態です。

 

 

今大会のロゴ、パンフレット、ポスター、

グッズ各種のデザインは全て一流のデザ

イン会社であるTYPEFACE さんによるもの。

田舎のローカル大会にハイクオリティの

デザインを融合させるのもナカハマの自慢。

 

 

 


今大会で配布されるゼッケンは1人2枚で、

そのうち背中のゼッケンには写真のように

「お住まいの地名」が書いてあり、応援する

側も「●●県から来てくれてありがとう」と

いう応援ができ、参加者同士も同郷を見つ

けて交流するきっかけになれるというナカ

ハマ名物の「友達ゼッケン」です。



また、第1回大会から毎年連続出場されて

いるランナーだけは特別なゴールドゼッケン

でプレミア感を演出します。

 

 

スタート地点です。

地面にはタイム計測用アンテナマット

設置してあります。

 

 


ハーフマラソンの部のスタート前。

 

 

最後のハーフマラソンのスターターは、

この大会の立ち上げの功労者である

実行委員の小澤豊実さんが務めました。

 

 

ハーフマラソン、スタート。

 



コースは伊那谷特有のアップダウンばかり

のタフなコースでタイムを狙えるコースでは

なく、それは大会側からも明言されています

が、この大会はタイムだけのために参加

するものではありません。

コース上には、多くのエイドステーションも

設けられていますが、さらに村人の方の

私設エイドステーションもあります。

またハーフマラソンの終盤にはアイス

「ガリガリ君」エイドもあって名物です。

なお私設エイド秘話ですが、
自宅の前を、見たことのないような数

ランナーが走り抜けるのを目の当たりにして、

こりゃ一大事とばかりに玄関を飛び出して、

なにか食べるものを出してあげねば、と

様々なもてなしを始めてくださった村の方々

が、私設エイドとして自然発生的に誕生

したそうです。(大会スタッフブログより抜粋)


コース沿道では村人の方が声援を送って

くださり、大会プログラムを見ながら、ゼッ

ケン番号で参加者の名前を調べて名前を

呼んで応援してくれたりします。



フィニッシュ地点です。
地面にはタイム計測用アンテナマット

設置してあります。なお、今大会では選手

の皆さんのゼッケンに装着されたICチップ

でタイム計測をおこないました。
 


フィニッシュ前の直線は、これまた名物の

レッドカーペットを走ります。

 

 

最後のナカハマのフィニッシュゲートには、

「この村に来てくれてありがとうございました」

のメッセージが。

 

 

そして、フィニッシュでは優勝者だけでなく、

3,000人以上の全ての完走者にフィニッシュ

テープを張ってくれます。

この大会を支えているのはボランティア

スタッフの頑張りがあってこそ。



フィニッシュ後にはボランティアスタッフから

参加賞のバスタオルをかけてもらえます。



その後に配布されるのは、特製おにぎり

の詰まった飲食物。



さらに、その先にはフルーツやジュースの

エイドステーション。フィニッシュ後には

大好評。

 



フィニッシュした参加者の皆さんには、

各自のタイムと順位の印刷された完走証

が発行されました。

 

 

今まで完走証はB5サイズでしたが、今年は

なんと「特大のA3サイズ」。

 

 

そして、4,000枚用意された完走証の1枚

1枚全てに実行委員の皆様からの手書き

の感謝メッセージが!

これを用意するのにもどれほどの手間暇が

かけられていることか。

 



なお、ラッキー賞として各部門に飛び賞も

あります。

 

 

完走証と一緒に渡されたのが、最後の大会

の参加賞である、ミニチュアのフィニッシュ

テープです。

 

 

今大会の重要な仕掛けが、完走証と一緒

にアンケート用紙を配布していることです。

アンケート用紙の記入コーナーがあり、

完走証をもらった後でその場でアンケート

に大会の感想を書いてもらいます。

その場で書いてもらうというのが一番リアル

な生の感情をキャッチできます。

アンケートは提出すると粗品がもらえます。

こうした得られた参加者の生の意見を来年

以降の大会運営の改善に役立ててきました。

目に見える仕組化が素晴らしく、他の大会

でも参考にして欲しい手法です。
 

 


表彰式にも工夫があり、次はどの種目の

表彰をするのかのステータスを看板に表

示しています。25種目もあるので、小さな

工夫ですが助かります。


 


ナカハマにはマスコットキャラクターの
「なかはマン」がいます。

 



お花が植えられたプランターの1つ1つにも

「なかはマン」のシール。小さな部分にも

心づくしがあり、神は細部に宿っています。
 

 

 

このナカハマは、自治体(行政)が主催して

いる大会ではありません。村のランニング

愛好家の有志が実行委員会を構成されて

います。純然たる民間の大会。

 

地元の企業や個人の方々から協賛金や

現物協賛を募集し、当日はさらに約300人

ほどのボランティアの皆さんの協力で運営

されています。

中枢の実行委員会メンバーも決して人数は

多くなく、ありとあらゆる作業を手作りでおこ

なってきました。

 

 

 

そんなナカハマFINALの、正真正銘の

最終ランナーのフィニッシュ。

 

 

最終ランナーのフィニッシュ後には、大会

実行委員長の小塩さんがご挨拶。

 

 

それを受けて、ランナー代表の方も感謝の

ご挨拶。

 

 

最後は、なかはマンと一緒に参加ランナー

みなさんでパレード。

 

 

そして最後の記念写真。

 

 

実行委員会のメンバーの皆様。

 

これまでご縁があって計測工房で第1回

大会から関わらせていただいてきました。

実行委員の皆様は、本業をこなしながら、

ボランティアでこの大会を運営してきました。

第1回には800人だった参加人数も、今回

は3,900人まで増えました。

良い大会を作ろうと懸命に努力され、工夫

され、ここまで支持される人気大会になりま

したが、大会が大きくなったことで現状の

運営体制では様々な無理や困難も発生して

きたことだろうと推察します。

 

開催の終了は本当に残念ですが、参加賞

のミニチュアフィニッシュテープには、

今後、形は変わっても、いつかきっと、この

夢の続きを皆さんと共有できる日がくると

信じています

と書かれてありました。

 

来賓として来場されていた中川村の村長さん

も祝辞の中で、「ここまで育ってきたイベント

を、村(行政)としても何らかの形で継続でき

ないか検討します」と述べられていました。

 

11年間、微力ながら関わらせていただいて

きた私としても、やはりこの物語はここで完結

ではないと思っています。

 

いつか、きっと、また。

 


This is timing man.
We are professional timing man.
Born this way.
This is an everlasting journey.

 

今回も一期一会の貴重な仕事の
機会を頂戴したことに感謝です!
この現場が次の現場に繋がり
ますように。

 

 

 

 

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