計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。


テーマ:
150923-8
去る2015年9月22日-23日に
かけて、新潟県/長野県に
またがって、信越五岳トレイル
ランニングレース2015
開催され、計測工房にて
タイム計測を担当させていた
だき、私・藤井が計測ディレ
クターを務めさせていただき
ました。

この大会は新潟県と長野県
にまたがる信越五岳(北信
五岳)と呼ばれる5つの山、
斑尾山、妙高山、黒姫山、
戸隠山、飯縄山をめぐる
110kmを制限時間22時間で
走破するというロングの
トレランレースです。


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この写真は藤井が2013年
に山ノ内町から撮影した
信越五岳(北信五岳)。
右から斑尾山(1382m)、
妙高山(2454m)、
黒姫山(2053m)、
戸隠山(1904m)、
飯縄山(1917m)の五岳。

斑尾高原をスタートし、
飯縄高原でフィニッシュ。
ただしコース上で五岳の
ピーク(山頂)を通過する
のは斑尾山(1382m)のみ
で、コース最高点は五岳
ではない瑪瑙山の山頂
(1748m)。
累積標高差は4670m。


この大会の特徴は、
(以下WEBサイトから抜粋)

・トレイルランナー石川弘樹
氏がプロデュースした信越
五岳を結ぶ全長110kmの
壮大なコース設定。その
97%以上がトレイルであり、
自然環境の脆弱な部分や
急斜面等を使用しないこと
で、全行程が走れるコース
レイアウト。

・家族や友人が選手にサポ
ートを提供できるアシスタ
ントポイントの設置、夜間
走行となる選手の安全に
配慮したぺーサー(伴走者)
の同行を許可する区間の
設定など、トレイルランニ
ングの新しい魅力を発見
できるレーススタイル。

・参加者数の制限、開催
後のトレイルの検証とメン
テナンス等、さまざまな形
で自然環境に配慮すると
ともに、参加費の一部を
コース近隣でトレイルの
維持管理や自然環境
保護等を行っているグル
ープの活動を支援する
ために使用。



というコンセプトで2009年
に始まり今回で7回目の
開催です。
(弊社での計測は5回目)


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写真は2013年のこの大会
のスタート地点の様子です
が、中央の赤いウェアが
相馬剛選手。相馬選手は、
この信越五岳トレイルラン
ニングレースで第1回から
第3回まで3連覇。日本の
トップトレイルランナーの
1人でした。しかし2014年
の7月にマッターホルンへ
の登山中に遭難され、
帰らぬ人となりました。
その相馬選手がかつて
ブログでこんなコメントを
残していました。
・・・信越五岳は日本の
ロングレースの方向性を
示したepoch-makingな
レース。


日本のトレラン界で、ロング
(ウルトラ)の大会といえば、
100マイル(160km超)の
レース、UTMFが名高い
ですが、2009年という比較
的早い時期から開催されて
いた信越五岳は、ロング
(ウルトラ)の草分け的な
大会と言えます。



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大会前日、プロデューサー
であるプロトレイルランナー
石川弘樹さんによるコース
ガイダンス。


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大会前日は、スタート地点
である斑尾高原スキー場
にてウェルカムパーティ。
ここで参加者の皆さん全員
の夕食です。
選手、ペーサー、そして
スタッフを合わせると1,000人
ぐらいの人々が一堂に食事
をします。


150923-4
明けて大会当日、同じ場所で
今度は朝食の提供があり
ます。スタート前の、ほどよい
緊張感と高揚感に包まれて
います。


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信越五岳の特徴の1つ、
ドロップバッグ制度。
朝、スタート地点で預けた
荷物を5Aで受け取ることが
でき、5Aでは不要になった
荷物を再び預けることが
できます。

110kmの長大なレースでは
刻々とコンディションが変化。
環境に応じた装備品、ウェア
が必要なロングのトレラン
ならではの制度です。
計測の観点から見ると、
ドロップバッグと一緒に計測
用のICチップも預けてしまう
という笑えないトラブルには
要注意ですが・・・。


150923-22
夜明けとともに長い旅路
の幕が開けます。


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スタート地点は斑尾高原
スキー場。地面にはタイム
計測用アンテナマット

設置してあります。
いよいよスタートです。


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旅立ちを見送る人々。


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スターターはプロデューサー
のプロトレイルランナー
石川弘樹 さん。


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5時30分、110kmのロング
ジャーニーが始まります。


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スタート!

今大会では参加者の皆さん
ゼッケンに取り付けられた
ICチップ
によってタイム計測
をおこないました。


今大会ではスタート地点、
フィニッシュ地点の他に
コース途中の5ヶ所を計測
し、合計7地点の計測です。


150923-24
2Aの斑尾高原レストラン
バンフ。
地面にはタイム計測用
アンテナマット
を設置。
岡本撮影)


150923-25
計測地点においては、
その場で通過情報を
集計するとともに、記録室
にデータを送り、記録室
で全体を管理します。
岡本撮影)


150923-23
4Aの黒姫高原。
地面にはタイム計測用
アンテナマット
を設置。
(計測工房スタッフK氏撮影)

今大会では全部で8つの
エイドステーションのうち、
4ヵ所(2A、4A、5A、8A)
には「アシスタントポイント」
も設定されており、選手の
家族や友人が先回りして、
応援だけでなく飲食物や
マッサージ等のサポート
も可能です。


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4Aのエイド風景。
(2014年画像)


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エイドで束の間の休息を
得る参加者の皆さん。
ロングになればなるほど
エイドの重要性はとても
高く、トレランを構成する
要素のうち、エイドという
存在は大きいです。
(2014年画像)


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5Aの笹ヶ峰高原・乙見湖。
計測地点で唯一の新潟県。
地面にはタイム計測用アン
テナマット
を設置。
(計測工房スタッフF氏撮影)


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6Aの大橋。
地面にはタイム計測用アン
テナマット
を設置。
(2014年画像)


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8Aの戸隠高原。
地面にはタイム計測用
アンテナマット
を設置。
(計測工房スタッフI氏撮影)

8Aが最終エイドですが、
この先に、このレースの
コース中で最高点となる
瑪瑙山の山頂(1748m)
が待ち構えています。


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フィニッシュ地点、飯綱高原。


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フィニッシュへ至るトレイル。


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フィニッシュ地点は飯綱
高原のハイランドホール
飯綱。タイム計測用アン
テナマット
を設置してあり
ます。


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夜の雰囲気。
ほとんどの参加者の皆さん
は夜にフィニッシュします。
(日没前にフィニッシュでき
るのは、上位選手のみ)


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フィニッシュ地点の脇に
記録室が設けられ、各地点
の通過情報の管理、記録
集計にあたりました。


150907
今回、計測工房が開発した
WEB速報システム、
TRAIL SEARCH を実施。


150923-14
TRAIL SEARCH はロングの
トレラン向けに開発した、
「WEB速報サービス」と
「主催者レース管理機能」
が一緒になったシステム
です。


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男子先頭フィニッシュ!
原 良和選手が2連覇。
タイムは昨年に自身が
マークした大会新記録に
迫る大会歴代2位となる
10時間25分40秒でした。
2位をほぼ1時間離すと
いう圧倒的なレースでした。
 


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110kmを走り切っての
フィニッシュ!
制限時間は22時間。
最終ランナーを迎える
時刻は深夜3時30分。


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150923-21
そして多くの選手が1人で
はなく、ペーサーと手を取り
合ってフィニッシュする光景
が見られます。
信越五岳の特徴的な
ペーサー制度。5Aから
フィニッシュまでの後半の
45kmはペーサーと一緒に
走ることができます。

過去の大会プログラムには、
(以下抜粋)

・大会プロデューサー石川
弘樹氏のトレイルランニング
への深い理解と愛情によっ
て導入されたペーサーシス
テムは、110kmに及ぶ信越
エリアの神秘的なトレイルを、
信頼するもう一人のランナー
と分かち合うことができる
本大会の魅力的な特徴で
ある。

と記載されています。

ペーサーと共に戦うと、完走
の喜びも2倍。全参加者の
3割にあたる約200人の選手
がペーサー制度を利用し、
ペーサーと共に走りました。
1人では困難な110kmの
道のりも、ペーサーとの
二人三脚なら乗り越えら
れる場面も多くあることで
しょう。


計測工房社長・藤井拓也のブログ-130915-3
なお、完走した皆さんには
氏名とタイムが彫られた
木彫りの完走証
が後日
発行されます。
(写真は2013年のこの
大会を完走した計測工房
スタッフF氏のもの)


150923-15
5つの山を駆け巡る110km
のロングのトレランレース
である、信越五岳トレイル
ランニングレースは、計測
工房にとっては、トレイル
ランニング計測の原点。

トレランのことを何も知ら
なかった我々に、すべて
を教えてくれた大会と言っ
ても過言ではありません。

今年、その原点の大会に
我々のトレランのノウハウ
を結集した新システム
TRAIL SEARCH を導入
させていただけたことは、
「親孝行」できたような気
がして嬉しいです。



This is timing man.
We are professional timing man.
Born this way.
This is an everlasting journey.


今回も一期一会の貴重な仕事の
機会を頂戴したことに感謝です!
この現場が次の現場に繋がり
ますように。


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