さがしもの (新潮文庫)/角田 光代


角田光代さんの小説『さがしもの』を読みました。


いろいろな本との出会いが収められた短編集です。


自分が手放した本に、なぜか旅先のネパールやアイルランドの古本屋で出合うという「旅する本」が面白かったです。


タイトルの「さがしもの」もよかったです。おばあさんの「実際に起きる時より想像する時の方が何倍も怖いんだ」という言葉に妙に納得してしまいました。


「開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう」という部分にも共感。


本好きの人には特にお勧めです☆