Carpe Diem


桐野夏生さんの『東京島』を読みました。


この小説は木村多江さん主演で映画化されていたので気になっていました。


谷崎潤一郎賞受賞作品です。


内容は、暴風雨により、無人島に流れ着いた1人の女性、清子を中心に物語が展開します。


のちに日本人と中国人の男31人が漂着し、救出の見込みもない中、ドロドロとした人間模様が繰り広げられます。


清子の逞しさはスゴイの一言です。


ラストに向かってストーリーが意外な方向に展開します。


フィリピン人ダンサーの漂着から最終章の「有人島」に至るまでの意外な展開には驚かされました。


本の中の清子と木村多江さんのイメージは全然違いますが、どのように映画化されているのか気になるところです。


初めて読む桐野作品で、面白い話でしたが結構疲れました。