2008年06月24日

丸ぎゅ

テーマ:ラーメン

大局的な視野でいくと「こってり」「あっさり」という二元論で語られるラーメン。特に「こってり」については、その言葉が内包する意味合いがとてつもなく広範で、もちろん食べる人によってもそのニュアンスは十人十色。ラーメン紹介本によく見受けられるダイヤグラムを見てみても「え?このラーメンってこってりだったんだ!」なんて違和感を覚えてしまうこともしばしば。はたまた京都のご当地ラーメンの一つと言っていい背脂醤油ラーメンを評する際の常套句「見た目はこってり、食べてみると意外にあっさり」なんてのもいい加減食傷気味な表現。こんな感じで、目の前にあるラーメンの味を表現するためのボキャブラリーって、実はかくも貧困。「丸ぎゅ」のラーメン、こいつはこういう文脈でいくと、とりあえず「こってり」と表現して間違いなさそう。だけど、どぎつい「こってり」の系統ではなく、まろやかでまとまりがある、優しい風味。なんというか、「こってり」というよりは「まったり」なラーメン。茶褐色の濁ったスープは、表面に背脂がわずかに浮かび、やや粉っぽい舌触りが特徴的。「まったり」なのは逆に言うとパンチがなくて、食べ進めるに連れて舌が慣れ、中だるみの状態になってしまうんだけど、ニラ、キムチ、一味唐辛子、おろしニンニクがセッティングされていて、順に加えることによって味に飽きが来ない。白眉はキムチで、いわゆる普通のキムチとは違い、臭さや辛さが極力抑えられた、あくまでもトッピング用のキムチとして調合されている点がすばらしい(無論、白ご飯のお供としては役不足)。さらに、おろしニンニクを加えた時点で「まったり」だった風味が一気に飛翔。身も蓋もない表現だけど、無茶苦茶美味いラーメンに昇華する。明るい店主の振る舞いも特徴的。厨房の奥から「ガシャーン!」と皿を落とす音。セオリー通りなら「お騒がせしました!」。が……「今の音は割れてへんな!セーフ!」。この店主あっての「まったり」なラーメン。

丸ぎゅ
★★★★★ 4.5
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2008年06月10日

Obyan Cafe

テーマ:喫茶・カフェ

七条大橋の西詰にそれとなく存在するリバーサイドなカフェ。店の東側は全面ガラス窓になっているので、多少淀み気味ながら鴨川のストリームを眼下に一息つける。南国モチーフらしく、サーフィンでスキューバでアイランドな小物たちがちらほらと見受けられるものの、アクの強い、押しつけ的なオリジナリティーは皆無で、内装はいたってニュートラルな雰囲気。肩肘張ることなく過ごしやすい。タコライス、カレーライス、オムライスとチョイスできるランチは、どれもそつなく美味い。特に、カレーライスの上にのせられたエビフライのサクサク感は秀逸。立地の良さに反してやや不足感のある客入りっぷりが、これまた穴場的でいい感じ。トータルで見て、抜群のロケーションとは裏腹に、内外装、メニューの味付け、客入りといい、確信犯ではない「地味さ」が漂っていて、ハードルはすんごい低い。エリア的にもギリギリ観光客の毒牙にはかからない聖域なので、シャイボーイも「消極的」に活用できる「ゆるいハコ」なのである。

オブジャン カフェ (Obyan Cafe)
★★★★ 4.0
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