数日前、ぐーっと精神的に苦しくなった瞬間がありました。
その時に不動明王が見えました。
不動明王を倣って、想像の中で自分の周りを炎で焼きつくしてみると、自分のスペースが確保されたような感覚になり、少し息がしやすくなりました。
そのまま不動明王を見ていると体が熱くなり、エネルギーの重心が下がり、生きる力が湧いてきました。
それからというもの、ずっと不動明王が見えます。
これはなんだろ?守ってくれてる…
しかし私には不動明王にご縁をもらった覚えがありません。
なぜ不動明王が…?
頭がハテナで埋め尽くされましたが「まあ、そういうこともあるのかな」と思って普通に過ごしていました。
すると昨日の夜、寝際に弥山という言葉が浮かびました。
私は「ああ、確か仏様が住む場所のことだよね」と思い、そのまま寝ようとしましたが、何度も弥山 弥山と浮かんでくるので、起き上がって調べてみました。
するとヒットしたのは広島県にある山でした。
ほ?
なんだか霊験あらたかな場所のようです。
(ちなみに仏様が住む場所は須弥山でした。惜しい。)
そういえば私の家系のルーツは広島にあるんだったな〜などと思い出しつつ調べてみると、この弥山の山頂にはお寺があるそうで…ご本尊である虚空蔵菩薩の脇侍として、不動明王がいらっしゃるそうなのです。
ああ、こちらの不動明王さまなのだな、と思いました。
きっと祖先のどなたかがこの弥山に登り、子孫の繁栄と加護を願ったんだ…と思い、不動明王を見ると頷いていました。
でも相当古い時代です。
家系図を見るとわかるように、血の繋がりというのは枝分かれして、下にいけばいくほど人数が増えていきます。この弥山に登った先祖の子孫ともなると、相当な人数いるはずです。
その全てを守っていると思うと…仏様の器は本当に大きいですね。
それに古い時代のなんでもない民の願掛けを、ここまで律儀に守ってくださるものなのですね。驚きました。
いつか然るべきタイミングで挨拶に伺おうと思います。
余談ですが、不動明王が現れると太鼓の音がします。観音様が現れるとシャラシャラ鈴のような音がします。それぞれ持っている音があるのでしょうか?不思議です。