荼毘に付す日のことです。
夜明けに目が覚めた私は、
ペコちゃんになにかしてあげたい。
そう思って、
旅立ちのベッドとなるものを作りました。
ペコちゃんサイズで、底も 胴の部分も、
ダンボールを芯にして しっかりとしたベッドにしました。
牧草を敷き詰めた上に ペコちゃんのお気に入りのマットを敷いて
その上にペコちゃんを寝かせ、
ぺこの周りには 大好物をたくさん入れてあげました。
そして、
お手手の間には 人参葉の大きな束を抱えさせました。
リンゴも まるまる1個入れました。
お友達と食べるんだよ。
トルコキキョウのお花は ぺこにとても似合っていて
最後まで 本当に可愛かった。
ペコちゃんの体とお別れのとき
見上げた空は 少し悲しい色でしたが、
徐々に フワフワの雲へと変わりました。
お空へと行ったのだと そう思いました。
お空のお友達の皆さん
どうぞペコと仲良くしてやってくださいね。
芯がしっかりしていて 面白くて 食いしん坊で、
優しくて 布をかぶるのが好きで、ホリホリとジャンプが好きな女の子です。
どうぞよろしくお願いします。
ぺこちゃんは 私の人生を変えてくれました。
カバンタイプのキャリーカバーがあれば ペコは安心してお出掛けできる。
当時 ネットで探しても今の様に売っていなかったカバーを、
作成し 販売したカバーは ばれない仕様と呼ばれるようになり、
私のお仕事へとなっていきました。
カバーを作るテーブルの下は うるさいと思うのですが、
ペコは いつも そばにいてくれました。
感謝の気持ちで いつもいました。
毎朝 今日も会えて嬉しいと声をかけました。
後悔のないように 精一杯愛しました。
大切にしました。
でも、
ペコが亡くなる 最後の2時間。
最後の40分
苦しませたその辛さは
ペコのことを大切にしてきた思いと 同じぐらいに深くて...
ペコへのメッセージ そしてお手紙に どれだけ救われていることか...
ペコへかけてくださった 優しいお言葉は、
私にも優しくて。
感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に有難うございます。
姿は見えなくても 私の中にペコが ちゃんといる。
そう思ったら 私はこれからの自分、
自分のすべきことが見えました。
いつか ぺこと会えた時
ママも精一杯生きたよ!そう言えるように頑張るからね。
何度でも言うね。
ペコに逢えて良かった。
ペコのことが大好き。
ペコ ありがとう。





