『浜大根』
浜大根は河川敷や海辺の砂浜に自生している大根です。
大根と聞くと、スーパー等に並ぶ見慣れた物を想像しますが、浜大根は根はごぼうのように細長く、人参よりも短いものが多いようです。
この浜大根を畑で育てて6年目を迎え、収穫イベントをされている方と偶然知り合いました。
体験してみたい
食べてみたい
この気持ちが大きく、訪問したのです。
大変見晴らしの良い場所の畑で開催されておりました。
今回はコロナの影響から、出荷先のないカブが取り放題となっておりました。
普段は都内のレストランに卸しているようで、大変立派なカブでした。
大根は元々根をしっかりと張るので、簡単には抜けません。
力目一杯に、
ズボッ!!!!
立派な浜大根でした。
久々に体験しましたが、こんなに抜けない物とは思いませんでした。
抜いている最中に頭に浮かんだのは、小さな頃に読んでもらった「大きなかぶ」でした。
犬や猫が出て来て皆で抜こうとするお話し。
やはり土いじりは色々な意味で初心に戻らせてくれます。
桃ほっぺと言う赤い大根もお土産で頂き帰宅しました。
最近釣果の良いアマダイもストックがあったことより、コラボ料理にトライしてみました。
『大根ステーキ甘鯛チーズのせ』
<材料>
アマダイ(適量)、大根(10cm程)、バター(10g)、麺つゆ(大さじ3)、みりん(大さじ2)、酒(大さじ2)、チーズ(適量)、片栗粉(適量)、オリーブオイル(適量)
1,大根を2cm程に切り、皮を剥き、下茹でする
2,アマダイを食べやすいサイズに切り、片栗粉をふり、フライパンにオリーブオイルをひいて焼いておく
3,フライパンにバターを入れ、【1】の大根を軽く焦げ目がつくように焼く
4,麺つゆ、みりん、酒を加え、裏返しながら煮絡める
5,【4】を耐熱容器に移し、【2】を乗せ、その上にチーズを乗せてトースターでチーズが溶けるまで焼く
6,焼き上がったら出来上がり
≪ポイント≫
・大根に切れ目を入れて焼くと味が入りやすいです
・アマダイはソテーすると小さくなるので、大根に合わせて切り分ける際はきをつける
辛味のある浜大根を使用しましたが、チーズが良く合い、アマダイが良いアクセントになりました。
ステーキにすることで、辛味がまろやかになります。
『カブの甘鯛詰め』
アマダイ(30cm程1匹)、かぶ(6個)、豆腐(75g)、卵白(卵1個分)、塩(少々)、麺つゆ(大さじ1)、醤油(大さじ1)、酒(大さじ1)、みりん(大さじ1)、あら汁(200ml程)
1,アマダイのアラで出汁をとる
2,アマダイを三枚にひらき、皮をひく
3,フードプロセッサーにアマダイ、豆腐、卵白、塩を入れてペーストを作る
4,カブは皮をむき、スプーンで実をくり抜く
5,カブに【3】を詰める
6,あら汁、麺つゆ、醤油、酒、みりんを鍋に入れ、【5】を入れ中火で15〜20分ほど加熱する
7,カブに串を刺し、火が通っていたら出来上がり
≪ポイント≫
・カブをくり貫く際は、穴を開けないように、多少厚目にした方が美味しいです
・あら汁の味付けは好みで調節して下さい
・アマダイペーストは豆腐の量で味わいが変わるので目安にして下さい
今回はえりんぎを添えてみました。
最後に水溶き片栗粉を入れ、餡掛けにしても美味しいです。
アマダイペーストは贅沢ですが、大変美味しいです。
今回はペーストの中にぶつ切りにした切り身を入れてみました。
味付けをコンソメ煮にしても大変美味しいと思います。
『カブと自家製ベーコンのあら汁クリームスープ』
カブ(4個程)、ベーコン(4枚程)、小麦粉(大さじ4)、牛乳(300ml)、あら汁(200ml)、昆布茶(適量)、塩(少々)、オリーブ(適量)、醤油(小さじ1)
1,あら汁を用意し、昆布茶で味を整える
2,カブは皮を剥き、クシ型1/8切りにする
3,【2】を耐熱皿に乗せラップをして、レンジで3分程熱を入れる
4,ベーコンを1cm程に切る
5,フライパンにオリーブオイルをひいて【4】を炒め、火が通ったら【3】を入れ、多少火が通った所で小麦粉を入れる
6,【5】に、【1】と牛乳を入れ、沸騰してきたら醤油を入れる
7,とろみが出て、カブに火が通ったら出来上がり
≪ポイント≫
・あら汁でなくても、水または、全て牛乳、豆乳でも良い
・昆布茶の量に気を付けて下さい
・味付けはコンソメでも美味しい
くり貫いたカブの中身を一緒に入れたのですが、良い感じに溶け、大変美味しかったです。
自家製ベーコンが塩分少なめに作っておいたので、大変良い味わいとなりました。
『浜大根のカルパッチョ風』
<材料>
浜大根(適量)、べったら漬け(150g)、大葉(3枚程)、オリーブオイル(大さじ2)、ゆず(適量)、塩(少々)
1,浜大根をスライサーで薄切りにしておく
2,べったら漬けを細かく刻む
3,大葉を細かく刻んでおく
4,【2】に【3】を加え、オリーブオイル、ゆずで味を整える
5,お皿に【1】を並べ、塩を振り、【4】を乗せたらできあがり
≪ポイント≫
・べったら漬けでなくても、沢庵等でも美味しいと思います
・味付けは好みで行って下さい
・必ず塩で大根の水分を抜いて下さい
辛味のある大根なだけに、この生で食べる方法はハマりました。
浜大根は辛味のある大根ですが、食べ方で風味も味わいも、食感まで変化しました。
湯がいて食べるよりも蒸した方がホクホクして大変美味しく、里芋のような食感に似ていました。
スライスして食べるのも大変美味しく、大根をこんなに生で食べたのは久々でした。
色々と楽しい経験と共に、また一つ素晴らしい繋がりができました。
新鮮な物は美味しいですね。