こんにちは。

ウィーン経済・経営大学に留学中のショウです。

 

突然ですが、あなたは「観光地を回るだけの旅行」に飽きちゃったりしてませんか。

あるいは「ウィーンは2回目で、もう見るものは見尽くしたよ」となんとなく楽しめていなかったり。

 

そんなあなたに「軍事史博物館」を全力でオススメします。

 

 

どこにあるかと見てみれば、なんとベルヴェデーレ美術館B21から徒歩3分のところにあるという。

ベルヴェデーレの目と鼻の先に、こんな見所がまだあったなんて!と目と鼻からウロコが落ちました。

Karlsplatzからお越しの方は路面電車D番に乗って。

PratersternやHauptbahnhofからは、Wien Quartier Belvedere駅で下車してください。

 

ウィーン最古の建物を博物館として使っており、メインの建物の周りにも同じような外観のものが立ち並んでいます。青錆びた大砲や、戦闘機が外に展示してあります。

 

こちらが博物館入り口。「おお〜」と圧倒されてしまいました。

 

 

 

 

入り口近くの説明概要。拡大して読んでください。

 

 

 

 

 

ちなみにこちら、毎月第一日曜日は入場無料なのでその時を狙うといいですよ!

 

そしてなんと、あの「サラエヴォ事件」で殺害されたオーストリアのフェルディナンド皇太子が着ていた血塗れの服も展示されているそうです(地球の歩き方2019-2020による)。

ぼくはどうやらスルーしてしまったようですが…

 

ハプスブルク帝国の栄枯盛衰を、オスマントルコとの戦争、第一次世界大戦ギャラリー、内戦などを通してじっくりと見て回ることができます。

 

 

 

 

 

こんなところにカオナシがいる!

 

 

 

 

 

まだ小学校1年生くらいの子供に、おじいちゃんおばあちゃんが解説してあげていました。日本でこんな光景見たことないです。この子、めっちゃ貴重な体験しとるわーと思ったので写真。

 

ちなみにこのテントは戦闘時の陣地です。

 

 

 

 

展示内容がすべて実物。超リアル。今にも動き出しそう。

そして、これらの兵器がほんの数年前に、実際に人を殺していたかもしれないと思うと恐ろしくなりました。

と同時に、今ある平和や安全はこの時の犠牲と教訓の上に成り立っているものなんだな、と改めて現在平和に暮らしている状況に感謝。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

82トン級のホウィッツァー。70kgくらいの砲丸を最大15km先まで飛ばせるらしい。

完全に頭オカシイです。

 

 

 

 

 

第一次世界大戦で沈んだ、潜水艦。

 

 

 

 

あらゆる言語で細かい説明が書かれたパンフレットが、数種類おかれています。なんと、日本語もありますよ!

 

オーストリアがどのようにして現在の形になっていったのか、その経緯が分かってとても面白いです。持ち帰り自由なので、ぜひ資料を読み込んでみてください。

 

 

 

 

あなたは、世界大戦のことをどれだけ知っていますか?

または今ある平和な暮らしが、当たり前のことだと勘違いしていませんか?

 

ディープなオーストリアを体験することはもちろん、このような問いを考えるためにも。

 

是非是非「軍事史博物館」へ足を運んでください。

 

行って、後悔はしません。

 

 

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