3日間果実と水しか口にしていないショウです。
ウィーン経済・経営大学に留学しています。
あくまでも学生としてですが、ウィーンに来て3ヶ月近く経つので、この街で暮らすというのはどんな感じなのかは大体掴めています。
そこで、今回は「ウィーンはミニマリスト生活を実践するのに向いているか?」という観点から、向いている/向いていない項目を挙げて、それぞれ解説していきます。
|向いている理由
|街がコンパクト
ウィーン市は23区に分かれていますが、東京のような大きさはなく、全体的にキュッとまとまっています。公共交通機関や電動スクーター、自転車のレンタルサービスも発達しているので、移動が面倒に感じることは少ないと思います。
|おトクな価格で公共交通機関が乗り放題
1年間使える市内交通の定期が、なんと€365という破格で提供されています。これ1枚で、地下鉄、バス、路面電車に乗り放題で市内のどこへでも行けます。ちなみに学生は、この半額以下だけで良いので非常に助かっています。
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|野菜や果物が安い
ミニマリストの方で、一汁一菜やベジタリアンの考えを重視している人は少なくないと思います。またそうでなくても、自炊がメインの方がほとんどではないでしょうか。そんな方々に朗報です! ウィーンでは、日本と比べると野菜や果物、ナッツ類が格段に安いです。例えば、日本ではリンゴ1個100円くらいしますが、こちらでは税込みで20セント=24円くらいです。生活費を下げるのにはもってこい!
|晴れの日が多い
自宅を超快適にしてしまうと、一歩も出たくなくなる気持ち、わかります。でも、晴れの日が多く、澄んだ青空を見ることのできるウィーンでは、外に出ないと損をしているように思えてきます。
|住宅の断熱性が高い
全ての住宅に当てはまるかどうかはわかりませんが、二重窓だったり、壁や天井に断熱材が詰め込まれていたりと、なるべく冬の電気代を抑えられるように工夫されています。実際、冬が一番電気使いますよね。一方、僕の寮にはなぜか冷房がないので夏はヤバくなりそうです。。。
|情報量が少ない
日本の電車って、常に超混みなことに加えて、天井から広告が嫌というほどぶら下がっていますよね。しかもドア付近には液晶パネルでひたすら広告を流し続けていますよね。ミニマリストからすると、こういうカラフルで刺激の強いものを見ると、めちゃめちゃ疲れてしまいます。
一方、ウィーンの公共交通機関車内では、広告が一切ありません。駅の広告も最低限です。ラッピング広告を施した路面電車がたまに走っていますが、センスがいいのでむしろ気に入っています。加えて混雑もしないので(日本比較)、ミニマリストのみなさん、ウィーンどうですか。
|ヨーロッパの中心
モノを減らして、生活コストを下げ、フットワークを軽くしておくと、旅に出やすくなります。そんな時、EUで国境間の移動が容易なだけでなく、ヨーロッパのほぼ中心にあるため他国へのアクセスがしやすいウィーンは、これ以上ない環境だと言えます。
|キャッシュレスが進んでいる
基本的にどんな店でもカードが使えます。スーパーで100円程度の買い物をする時も、僕はカードで払います。レジが「現金・カード用」と「カードオンリー」で分かれていることが多く、現金の方は常に混んでいるので、支払いが非常にスムーズです。
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|向いていない理由
|玄関で靴を脱ぐ文化がない
ヨーロッパ全体に言えることかもしれませんが、基本的に「玄関」はありません。ドアを開けたら、そこからもう「家」です。なので、自分でそういう場所を設けるか、もしくはシェアハウス等であればカーペットを敷くなどして対応する必要があります。フローリング欲しいなあ。
|シャワーのみ
浴槽が付いている物件なんてほとんどないと思います。かと言って、近くに銭湯があるわけでもないので、「風呂は湯船にゆっくりつかりたい!」派の人はちょっと大変です。しかもバス・トイレ別ではありません。
|空気が乾燥している
東京と比較すると、ウィーン市の年降水量はおよそ半分で、平均気温は若干低めです。湿度が低いことは、ジメジメした夏を過ごさなくて良いという点では大歓迎なのですが、僕のような乾燥肌の方には冬はちょっと辛いですよね。
そのような方は、湯シャンを検討してみてはどうでしょうか? 始めて以来、僕もだいぶ肌の状態が良くなっています。
|ドイツ語必須ではないけれど
若者はほとんど英語を話すので、英語ができればさほど苦労はしません。でも、スーパーの店員さんとのやりとりや、お役所関係はほぼ全てドイツ語です。必須ではありませんが、少しだけでも話せた方が良いでしょう。
|日本食が高い
和食大好き! 味噌汁サイコー! というミニマリストの方に、厳しいお知らせが。基本日本のものは、日本を離れたその瞬間に値段が2倍、3倍になります。こちらのお値打ちな野菜・果物を中心とした食生活に切り替えるか、高くてもやっぱり自分にとって必要だから和食を取るかは個人の自由だと思うのと同時に、あまり執着しすぎるのも良くないなあとは思います。
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|結構細かいところにお金かかる
公衆トイレが有料、公共図書館の貸し出しが有料、レジ袋はもちろん有料...と、結構細かいところでお金が必要になります。ちょっと面倒です。
|ユニクロがない
納得の価格で高性能、全国どこにでもあるミニマリスト御用達のユニクロが、ウィーンにはありません。H&MやZARAなら見かけますが、品質が違いすぎる。服はあらかじめ日本から持っていきましょう。
いかがでしたか。
ウィーンに住んでみたい! という方の参考になれば。
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