前回の記事からあと少しで丸1年が経とうとしております。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
ウィーン経済・経営大学に留学中だったショウです。
学期間の休暇を利用してヨーロッパへの旅へ出かけ、ウィーンへ戻ったも束の間。
慌ただしく帰国の手続きを済ませ、予定よりも早いお帰りとなってしまいました。
(なぜなのかは言いませんが、新型コロナウイルス感染拡大のためです。)
ただ、授業はその後もオンラインで継続して受講していましたよ。
さて、今回は書こう書こうと思いつつなかなか気が進まなかった旅の記事を、ようやくやっつけたいと筆を取りました。
具体的には、道中利用したバス、鉄道などの移動手段や、乗り換えについての情報です。
国や地域によっては複雑なものも多く、ぼく自身インターネット上の他の旅人さんによる情報に大変お世話になりました。彼らの体験談に頼ることなしには、予定通り帰って来ることができなかった可能性すらあります。
そこで、おおむね合ってはいたものの少々古いものが散見された彼らの情報を、最新バージョンにアップデートし、今後これらの地域を旅される方々への参考となることを願って、1本の記事にしたためることにしたのです。
それでは参りましょう。都市を以下の順で並べてあります。必要な情報以外は飛ばしていただければよろしいです。
(注1)時刻は全て出発地のものです。
(注2)時刻は24時間表記です。
(注3)値段は現地通貨で表記しています。
(注4)2020年3月現在における最新情報になります。
1. Budapest - Belgrade 23:30 €14.99
FlixBusという会社のバスを利用しました。ヨーロッパの移動はこの格安バス会社が非常に便利なので、覚えて置いて損はないでしょう。
2. Belgrade - Višegrad 7:00 student:1482RSD/normal:1990RSD
こちらは現地のバスです。西欧・中欧(ポーランド、オーストリア、チェコ辺り)ではFlixBusの路線が豊富にありますが、東欧では基本的に現地のバス停で現地のバスを利用します。というかそれしかありません。
ちなみにヴィシェグラードはハンガリーとBiHの2つあって、このVišegradはBiHの方です。お間違えのないように。(BiH: ボスニア・ヘルツェゴビナ)
3. Višegrad - I. Sarajevo 7:00 15KM
上に同じく、現地のバス。出発地点は有名な橋を渡る手前にある、比較的広いバス停留所です。I. Sarajevo(イストチョ・サラエボ)とは東サラエボ駅のことで、Sarajevo(サラエボ)駅とは別物です。Višegradからは東サラエボ行きのみ出ています。サラエボで降りたい方は、運転手に言えば適当な所で降ろしてもらえるようです。私は言おうかどうか迷っている間に、現地の方がサッサと降りてしまい、結局イストチョまで乗って行きました。
4. Sarajevo - Mostar 7:15 16.90KM
鉄道での移動です。確か市内から路面電車の1番線に乗ると、最終停留所がサラエボの鉄道駅(中央駅という名前だったかな?)だったはずです。詳しいことはホテルのスタッフに聞いて再確認した方が良いでしょう。車内では無料Wi-Fiが飛んでいましたが、遅すぎて使い物になりませんでした。
5. Mostar - Podgorica 16:00 32KM
バスでの移動。Podgoricaへは1日に2本しか出ておらず、この最後のを逃すと泊まるハメになるのでくれぐれもご注意を。Student PriceはEUの学生でなければ適用されないようです。
6. Podgorica - Shkodër 13:00 €11.50
実は一度移動に失敗しています。Shkodër(シュコドラ)と発音の良く似た都市Kotor(コトール)があり、間違って伝わってしまったようです。私は危うく全く反対方向のKotorへと連れて行かれそうになりました。早い段階で気づいた時からよかったものの、身体中の穴という穴から冷や汗が.....
同じ失敗をしないためにも、何度も確認されることをお勧めします。
紙に書いて見せれば確実です。
7. Shkodër - Milot - Prizren 10:45 200Lek + €5.00
Shkodërとプリズレンを直接結ぶ交通はありません。なので、一度Tiranaまで戻るのが最も確実な方法なのですが、そうするとロスが大きくて.....。なので、ShkodërとTiranaの中点にあたるMilotまでバスで行って途中下車。そこから道路の反対側へ移り(くれぐれも車にご注意ください!)、ヒッチハイクでアルバニアとコソボの国境手前の街、Kükesまで乗せていただきました。もちろん、TiranaからPrizrenへと向かうバスをつかまえて、そのまま乗って行く方が安全です。ただ、時間の噛み合いが悪い場合は、私のようにヒッチハイクにトライしてみても良いのでは。
KükesからPrizrenまでは、通りかかったバスを利用しました。値段交渉して€5.00。ヒッチハイクで乗せていただいたお兄さんは交通に詳しく、丁度良い場所で降ろしてくださってので大変助かりました。
8. Prizren - Skopje 9:00 €9.00
現地のバスを利用。朝一番のものです。どのバスがSkopjeへ行くかどうか、このバスで間違いないか、何度も確認しました。
9. Skopje - Sofia 8:30 980DEN
これも現地のバス。大きなバスターミナルから出ます。支払いはクレジットカードでもOK。東欧は意外とクレジットカードも広く利用できます。観光客向けでしょうか。
10. Sofia - Bucharest 23:30 €18.99
貧乏旅行者の味方、FlixBus再登場。宿代を節約できるよう、わざわざ遅い時間を選んでいます。ただこういうのが重なると、シャワーを浴びたい欲がジワジワと湧いてきます。
欲がいくら湧いても体は暖まらないので、お湯を沸かして欲しい。
11. Bucharest - Timisoara 21:20 100.90Lei
鉄道の国ルーマニアでは、列車移動が一般的のようです。Google MapsかMaps.meのどちらかは忘れましたが、Bucharesti Nord(ブカレスト北駅)の場所が間違っていました。通りの人に聞いて、ヤバいヤバい!と思いながら疾走。結局余裕で間に合ったのですが、見知らぬ土地で地図が頼りにならないと焦ります。ブカレスト北駅は治安がよろしくないと聞いていたので尚更です(実際警官が駅構内にちらほら立っていました)。
ちなみに、チケットはInternational窓口で買い求めます。矢印に従っていけばすぐにわかります。次のTimisoara駅も購入方法は同じです。
12. Timisoara - Vienna 23:25 167.41Lei (Arad1:24, Vienna 8:21)
こちらも列車。Aradという所で一度乗り換えます。1時間ほど待って、午前1:24に再出発。途中ブダペストの駅でも長時間停車します(ここでは乗り換えません)。その後すぐルーマニア・ハンガリー国境でパスポートチェックがあるので、まだぐっすり眠るのは待っておいた方が良いです。東欧を旅行されて来た方は、もうパスポートコントロールには慣れっこでしょうか?笑
私の列車は、8:21にウィーンに到着。日によって前後することはあるでしょうが、おそらくそんなに差は生じないでしょう。
以上です。
最後に、今回の旅で最もお世話になったブログをご紹介して結びとします。
より詳しい情報を知りたい方は、コメント欄へお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Auf Wiedersehen!
ショウ
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