日が暮れるのが早くなってきました。
高くはないけれど、西の方角は山なので(四方、山)、日没が早いです。
ちかっちが最寄り駅に着く6時ごろは、まだ明るさが残っていたのに、歩いて帰ってくる10分あまりで暮れてしまいます。
まだ昼の方が長いはずなのに、そうは思えない。朝も、わたしが起きる5時半ごろに、ようやく日が昇ります。津よりも、10分以上日の出は遅いと思います。これから日の出も、どんどん遅くなるな。
こんばんは
今日は、去年あったことのお話。
去年、タカさんは松阪支店に勤務していました。
その日も、わたしはいつも通り5時20分ごろ起き、寝室から出ました。ちかっちを起こし、1階へ。
朝ごはんやらお弁当の用意を始めると、2階で雨戸を開ける音が聞こえました。タカさんが寝室の雨戸を開けたのです。
6時過ぎ、タカさんが起きてきました。
そして開口一番
タ 悪夢見た。
ま 何悪い夢見たん?
いつも冗談を言ってるので、また変な冗談言うんやと思いました。
タ 夢ちゃう。雨戸開けてもう一度寝てたら、雀がチュンチュン、大きい声で鳴きよるねん。
ま ベランダにおったんちゃうの?
タ おれも最初そう思ってん。けど、目ぇ開けたら、室内物干しに雀が止まっててん。
ま 嘘やろ。
タ 嘘ちゃう。見てってみ。
ちかっちが家を出るまで、あまり時間がなかったのですが、真偽を確かめるべく寝室へ行きました。ドアを開け、ぐるっと室内を見回します。それらしい気配はないけど、出窓の方も見て、くるっと向きを変えたその時、パタパタと雀が飛んだのです。
ほんまやった・・・(iДi)
リビングに戻ると
タ おったやろ?
ま ・・・おった。
タ いつ、どっから入ってんやろ?
ま 雨戸開けた時に、入ったんとちゃう?
タ 気ぃつかへんうちに入ったんかなぁ?
ま そうしか考えられんやん。
話していてもどうにかなるわけではないし、それよりちかっちのお弁当を作らなければなりません。とりあえずお弁当を作り、ちかっちを送り出しました。
タカさんは朝ごはんを食べ始めています。リンリカも起きてきました。リンリカのお弁当は詰めるだけになっているので、ちょっと余裕が。
もう一度寝室へ行きました。
寝室から出ると、ミーさんがいるので、大変なことになるのは目に見えています。なので、ドアを閉め、雀の居場所を探ります。
すると、わたしの頭をかすめるように出窓の方に飛んだのですが、なんとその雀、積んである段ボール箱の隙間に下りたのです。
段ボール箱は、単身赴任用のセット。また単身赴任をすることもあるかと、捨てずに置いてある物。
雀が下りたところ、10センチもないぐらいの隙間。覗き込むと、いくら雀が小さいとはいえ、翼を広げられない狭さ。おまけに、何段も積んであるので、高さもある。脱出不可能なところに下りた(落ちた?)のです。
場所を確かめたので、1階へ降りました。
タカさん、朝ごはんを食べ終わって、出勤すべく身支度をしています。
ま 雀、段ボールの隙間に入り込んだんやけど。
タ もう仕事に行かなアカン。時間ない。
時計を見るともう7時を過ぎています。家を出るまで5分ない。その状況でタカさん、トイレに。
雀が脱出していることを祈って、もう一度寝室へ行ったのですが、変わりなし。寝室から出ると、玄関の開く音が。階段から下に向かって叫びました。
ま えー、雀、どうすんの?
タ 遅刻する。捕まえれるやろ?頼んだ。
そう言って出勤していったタカさん。
何も知らないリンリカは、朝ごはんを食べてます。
とりあえず、しなければならないのは、リンリカのお弁当を詰めて、時間に送り出すこと。
7時半、リンリカも家を出ました。
さあ、雀を何とかしなければなりません。
何度見ても同じとわかっていて、覗き込むわたし。下の方は暗いのですが、姿は確認できます。
もうこうなりゃ覚悟を決めるしかない。素手では触れないので、軍手を取ってきてはめ、慎重に上の方の段ボール箱をずらします。明るくなって雀は目をぱちくり。子供なのか大人なのかわからない大きさ。動かないで~と念じつつ手を伸ばし、首根っこから胴体をしっかりと押さえこむようにつかみました。
狭いので、逃げられないんですよ。あっさり御用に。ちょっと暴れそうな気配を示しましたが、がっちりホールドしたので、おとなしく。そのままベランダに出て、放しました。
2度と家宅侵入するんじゃないよ~
初めて触った(つかんだ)雀は温かかったです。
ああー、もう鳥はいい。
今気がついたけど、雀が入りこんでるのがわかったときに、窓を開け放しといたら、自分から飛んで出て行ってくれたかも。
今さらですね。
実家で暮らしてた時、鳩が入ってきたことがあったような・・・
朝ごはんを食べているときに来たミーさん。
何か気になる音があるのか、耳が後ろ向き。
耳が横向き~
と思ったら後ろ向き。
音のする方に、顔を向けなくても耳を向けることができるの羨ましい。別々の方に向けられるのも羨ましい。
寝ているときでも、耳だけ動いてることあるな~
危険を察知する野生の本能だねv(^-^)v
最後までおつきあいありがとうございました。



