ある母親からのご相談。
娘のヒステリーと、
買い物依存症で悩んでいます。
クレジットカードは破産。
それでも買い物をやめません。
注意するとヒステリーを起こし、
包丁を持って暴れたこともあります。
その度に110番しては、
お巡りさんに仲裁に入ってもらう
ということも、度々あります。
これまでに、色々な占い師や霊能者の方に
看てもらったのですが、
一向に問題は解決しません。
鑑定を進める中で、
風水が気になり尋ねてみると、
沼を埋め立てた場所に
住んでいらっしゃることが
わかりました。
風水では、そういう場所は、
地下水脈が走っている可能性があり、
水脈から発する電磁波が、身体や精神に
様々な影響を与えるとされています。
これは、「ジオパシックストレス」
と言われるものですが、
実際、水脈の上に長い間住んでいる人たちに、
頭痛、神経症、癌などが多いという
データもあるそうです。
また、昔からよく、霊は水場に集まる
と言われています。
不思議とそういう場所に住んでいる方が
霊を見るという話をよく聞きますが、
以前、相談者が懇意にしていた霊能者の方に、
「娘さんには沼の主の霊が憑依していて、
私には到底祓いきれません」
と、言わていたそうです。
優れた霊能者が祓いきれない
「霊」となると、引っ越すのが
一番良いのですが、
持ち家でローンもあり、難しいそうです。
土地の質の問題なので、
部屋の風水を整えても、
根本的な解決とはなりませんが、
何もしないよりマシなので、
ご自宅を鑑定することにしました。
住環境を整えて、部屋の気を良くして、
娘さんを落ち着かせることで、
家族みんなが冷静さを取り戻し、
良い知恵が生まれることを願って、
鑑定させて頂きました。
まず、座山に７本の木を植えて、
先祖の守りを強くしてもらいました。
木の数は、その家を強める数を、
玄空数を割り出します。
座山は、先祖をあらわし、
後ろ盾の意味もあります。
すると…
娘さんの破産宣告を、
担当してくださった弁護士さんが
とても良い方で、
色々と助け船を出して頂き、
だいぶん楽になった！
というご報告を頂きました。
しかし…
そのような中、相談者様が
可愛がっていた犬が亡くなりました。
亡くなった犬の写真に意識を集中して、
魂にアクセスすると、
ご相談者様の愛犬が、
毎晩玄関から、
びっしょりと濡れた女の人
やってきて、お風呂に入っていくよ
という情報を送ってくれたのです。
ご相談者様に、そのことを伝えると、
娘さんは、毎晩夜中の２～３時頃になると、
むっくり起き出してお風呂を掃除するそうです。
近所迷惑だからやめてほしい！
と、何度も注意するのですが、
注意すると、
火がついたように怒り出すそうです。
ふと、宮崎駿さんの
「千と千尋の神隠し」という
映画を思い出しました。
そのまま、掃除をさせてあげてください。
埋め立てられ、泥だらけになった沼の主が、
お風呂に入りに来られているのでしょう。
水は生きています。
私たちの命を育み、
たくさんの恩恵をもたらしてきました。
その沼には、魚や虫、植物といった、
たくさんの小さな命が
息づいていたことでしょう。
人間のエゴで埋められてしまった命。
私たちは知らず知らずのうちに、
たくさんの命を奪い、
周りを傷つけています。
生きていくうえで仕方のないことですが、
エゴのために命を奪い続けると、
大自然のしっぺ返しがくるのです。
