B級グルメとご当地グルメ | 意匠太郎☆デザイナーな日々

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かわいいモノゴト、かっこいいモノゴト、こだわりのモノゴトなどを、
デザイナー意匠太郎の価値観で綴ります。

某イベントにて、あるB級グルメ主催者と県の担当者の会話:

県:「いつもB級グルメを食べてるんですか?」
主:「こんなモノ毎日食べてたら体壊しますよ!」

高カロリー、高脂肪、甘さ辛さしょっぱさも必要以上、
B級グルメは本来、大人の遊び。
洗練された食になっては何の面白みも無い...
体に悪いことをわかっているからこそ、面白い。

以前、こういう会話に出くわして、妙に納得した。

では、いわゆる「ご当地グルメ」とはどう違うのだろう?
あえて違いを考えるのなら、ご当地グルメはその名の通り、昔から地域で親しまれていた伝統的な味、
食べ物、調理方法で、住んでいる人にとっては子どもの頃から食していた懐かしい味そのもの、
ということになるだろう。

そして、B級グルメはこうした地域食の一部を利用、オーバーに脚色して、現代風にアレンジしたもの
なのかもしれない。さらに、B級グルメは多くの人の口に合うというより、食べる人を選ぶ食でイイと思う。
一世を風靡し、ブームの火付け役になった「厚木シロコロホルモン」
ホルモンという食自体も、苦手な人もいるし、一般的な食というよりも酒の肴に近い。

つまり、B級グルメ=ご当地グルメとは限らないのだけれど、
B級グルメブームの現在、地域活性化の手段として、ご当地グルメ→B級グルメ化を企てている地域、
団体がブームに乗ろうと躍起になっている姿が見えてくる。
そうすると、地元の人が知らないB級グルメといった現象も起きてくる。
果たして、誰のためのB級グルメなのか...
しまいには「B級ご当地グルメ」なんて言い方もあるようで、わけがわからない。

そんな食の遊び、大人の遊びを横目に見ながら、
一方で、伝統的な地域食が消え去ることがないように願いたい。

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