3月末、嬉しいニュースが届きました。
なんと、これまでの活動の実績が認められ、福岡市民文化活動功労賞を受賞したという知らせです。
この賞は、「市民文化を育てる諸活動に努め、潤いのあるまちづくりに貢献し、特にその功績が顕著な個人、団体を表彰することにより、市民文化活動の推進を図る」ことを目的に毎年個人と団体に授与されます。
このような素晴らしい賞をいただき、スタッフ一同、大変光栄に感じています。
今回の受賞は、何よりもこれまで活動を共にしてきてくれた会員、そしていつも活動に参加してくださっている方々への賞です。
皆さん、おめでとうございます 
先週土曜日、3月29日に、ソラリア西鉄ホテル福岡で贈呈式があり、ティエンポ理事長兼、センター長のサンティアゴが出席してきました。
受賞者の方々の素晴らしい記念挨拶があり、最後に我らがサンティアゴがスピーチを行いました。
ティエンポの活動コンセプトも理解いただける興味深いスピーチだったので、少し長くなりますが、スピーチの内容を皆さんにもご紹介させていただきます。
「ティエンポ」は1997年5月に設立され、以来、非営利活動団体としてその活動を広げてきました。語学講座のほか、非言語コミュニケーションの一形態としてのダンスや音楽の講座を開講し、文化交流イベントの企画・運営にも取り組んでいます。設立当初から私たちが大切にしているのは、「文化は固定された完成品ではなく、常に変化し続けるプロセスである」という考え方です。
文化というものは、一般的に特定の民族や地域に共有される伝統や価値観と結び付けられますが、それだけではありません。私たちは、「個人の文化」という考え方も非常に重要だと考えています。それぞれの人が異なる経験や背景、信念、生活環境を持ち、それらが集まって個々の「文化」を形成しています。そして、それらの個人の文化が交わることで、グループやコミュニティとしての文化が形作られていきます。
例えば、日本文化を「青」という色に例えると、同じ「青」であっても無数の色合いが存在します。私たち一人ひとりの文化は、それぞれ異なるトーンの青のようなものです。そして、その青に少し黄色を加えると緑に近づくように、異なる人やグループが交わることで文化は変化し、より豊かになっていきます。文化はまるで「生き物」のように、常に進化し続けるのです。この変化に明確な境界線を引く必要はありません。世代を超えて受け継がれてきた文化的遺産や価値は、特定の集団だけのものとして限定されるべきではなく、人々の手によって伝えられ、世代を超えて共有されることで「生きた文化」として存続していくものだと私たちは考えています。文化は一つの色に固定されるものではなく、多様な色合いが共存し、融合しながら新たな表現を生み出していくものなのです。
長い間、「ラテン文化センター」という名前を使っていました。この名前は、私たちの活動を分かりやすくするためのものでしたが、ラテン文化を広めることが目的だと誤解されることもありました。
実際には、ラテン文化は私たちにとって「出発点」であり、「手段」に過ぎません。私たちは国や地域を超えて多様な文化と交流し、新たな価値観に触れる機会を提供することを目指しています。可能な限り固定観念に縛られない活動を展開していきたいと考えています。
私たちの目標は、さまざまな文化や価値観に触れながら、個人のアイデンティティを育むことができる場所を創り出すことです。これからも、特定の国や文化、ジャンルにとらわれず、より自由でダイナミックな文化交流を促進していきます。
多様な文化との出会いを通じて、これからも新たな価値観や生き方を発見できる場所を提供出来るよう努めてまいります。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
賞をいただけたことは、二重の驚きです。私たちは、いつか賞をいただけるとは思わず、情熱を持ってチームとして活動してきました。しかし一方で、福岡が素晴らしい発展を遂げ、外国人が急増している中で、この街が将来の共生に向けて、多様性を受け入れる広い視点を持っていることを大変嬉しく思います。 「TIEMPO」から、これからも貢献し続けられるよう努めてまいります。このような機会をいただけたことに、心より感謝申し上げます。
文化というものは、一般的に特定の民族や地域に共有される伝統や価値観と結び付けられますが、それだけではありません。私たちは、「個人の文化」という考え方も非常に重要だと考えています。それぞれの人が異なる経験や背景、信念、生活環境を持ち、それらが集まって個々の「文化」を形成しています。そして、それらの個人の文化が交わることで、グループやコミュニティとしての文化が形作られていきます。
例えば、日本文化を「青」という色に例えると、同じ「青」であっても無数の色合いが存在します。私たち一人ひとりの文化は、それぞれ異なるトーンの青のようなものです。そして、その青に少し黄色を加えると緑に近づくように、異なる人やグループが交わることで文化は変化し、より豊かになっていきます。文化はまるで「生き物」のように、常に進化し続けるのです。この変化に明確な境界線を引く必要はありません。世代を超えて受け継がれてきた文化的遺産や価値は、特定の集団だけのものとして限定されるべきではなく、人々の手によって伝えられ、世代を超えて共有されることで「生きた文化」として存続していくものだと私たちは考えています。文化は一つの色に固定されるものではなく、多様な色合いが共存し、融合しながら新たな表現を生み出していくものなのです。
長い間、「ラテン文化センター」という名前を使っていました。この名前は、私たちの活動を分かりやすくするためのものでしたが、ラテン文化を広めることが目的だと誤解されることもありました。
実際には、ラテン文化は私たちにとって「出発点」であり、「手段」に過ぎません。私たちは国や地域を超えて多様な文化と交流し、新たな価値観に触れる機会を提供することを目指しています。可能な限り固定観念に縛られない活動を展開していきたいと考えています。
私たちの目標は、さまざまな文化や価値観に触れながら、個人のアイデンティティを育むことができる場所を創り出すことです。これからも、特定の国や文化、ジャンルにとらわれず、より自由でダイナミックな文化交流を促進していきます。
多様な文化との出会いを通じて、これからも新たな価値観や生き方を発見できる場所を提供出来るよう努めてまいります。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
賞をいただけたことは、二重の驚きです。私たちは、いつか賞をいただけるとは思わず、情熱を持ってチームとして活動してきました。しかし一方で、福岡が素晴らしい発展を遂げ、外国人が急増している中で、この街が将来の共生に向けて、多様性を受け入れる広い視点を持っていることを大変嬉しく思います。 「TIEMPO」から、これからも貢献し続けられるよう努めてまいります。このような機会をいただけたことに、心より感謝申し上げます。
改めまして、日頃から活動に参加し、ティエンポを支えてくださっている皆様、関係各社の皆様に心からお礼を申し上げます。